総務省が発表した労働力調査(速報)によると、7月の完全失業率(季節調整値)は4.3%で前月と同じ水準だった。一方、厚生労働省が発表した7月の有効求人倍率(同)は0.83倍で、前月を0.01ポイント上回った。有効求人倍率は14カ月連続で上昇している。

新規求人倍率(季節調整値)は1.31倍(前月比0.01ポイント減)。正社員有効求人倍率は0.47倍(前年同月比0.10ポイント増)。有効求人(季節調整値)は前月比0.5%減、有効求職者(同)は同0.9%減。

新規求人は前年同月比12.8%増。産業別に見ると、宿泊業,飲食サービス業(前年同月比22.0%増)、卸売業,小売業(同20.4%増)、情報通信業(同16.7%増)などが増加。製造業(同3.9%減)は減少。

都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)で最も高いのは福井県の1.20倍、最も低いのは沖縄県の0.41倍。

男性の完全失業率(季節調整値)は前月と同じ4.5%、女性は前月から0.1ポイント悪化の4.1%となった。

完全失業者数は前年同月比24万人減の288万人。完全失業者のうち「勤め先都合」は同14万人減の72万人、「自己都合」は同11万人減の104万人となっている。

就業者数は前年同月比9万人減の6277万人。産業別に前年同月と比べると、医療,福祉(50万人増)、サービス業(15万人増)などが増加し、卸売業,小売業(36万人減)、農業,林業(13万人減)、運輸業,郵便業(11万人減)などが減少した。

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