総務省が発表した労働力調査(速報)によると、6月の完全失業率(季節調整値)は4.3%で、前月から0.1ポイント改善した。一方、厚生労働省が発表した6月の有効求人倍率(同)は0.82倍で、前月を0.01ポイント上回った。有効求人倍率は13カ月連続で上昇している。

新規求人倍率(季節調整値)は1.32倍(前月比0.03ポイント減)。正社員有効求人倍率は0.45倍(前年同月比0.10ポイント増)。有効求人(季節調整値)は前月比1.3%増、有効求職者(同)は前月から変わらず。

新規求人は前年同月比12.1%増。産業別に見ると、医療,福祉(前年同月比17.1%増)、卸売業,小売業(16.7%増)、宿泊業,飲食サービス業(同16.2%増)などが増加。製造業(同1.1%減)が減少に転じた。

都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)で最も高いのは福井県の1.22倍、最も低いのは沖縄県の0.41倍。

男性の完全失業率(季節調整値)は前月と同じ4.5%、女性は同0.3ポイント改善の4.0%となった。

完全失業者数は前年同月比26万人減の288万人。完全失業者のうち「勤め先都合」は同11万人減の71万人、「自己都合」は同4万人減の107万人となっている。

就業者数は前年同月比6万人減の6304万人。産業別に前年同月と比べると、医療,福祉(31万人増)、教育,学習支援業(10万人増)などが増加。卸売業,小売業(34万人減)、運輸業,郵便業(10万人減)などが減少。

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