全国求人情報協会がまとめた6月分の「求人広告掲載件数等集計結果」によると、求人メディア全体の広告掲載件数は54万5927件（前年同月比21.7％増）で、27カ月連続で増加した。

　求人広告掲載件数をメディア別に見ると、有料求人情報誌5万7843件（前年同月比25.4％増）、フリーペーパー20万6785件（同35.7％増）、折込求人紙8万2478件（同28.3％増）、求人サイト19万8821件（同7.1％増）。

　地域別に見ると、北海道・東北3万3239件（前年同月比24.6％増）、関東・甲信越12万2971件（同42.6％増）、中部・北陸4万4480件（同24.0％増）、近畿6万5427件（同26.6％増）、中国・四国2万4135件（同26.8％増）、九州・沖縄5万6854件（同31.3％増）。

　また、同協会が会員求人メディアの営業担当者や編集担当者130人から回答を得た「ウォッチャー調査（調査期間：6月25日〜7月9日）」によると、6月時点の企業の求人意欲にやや落ち着きが見られ、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも前回3月調査に比べると低下している。

　一方で、求人意欲の先行き（3カ月後の求人意欲）を見ると、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも6月時点よりも高い水準が予測されており、人材を求めている企業は引き続き多いようだ。

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