荒木飛呂彦先生と、ジョジョ展描きおろしイラスト「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展」記者発表会 撮影:オタラボ、イラスト:(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

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本日2012年7月5日、「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展」記者発表会が東京・六本木にて行われた。
その様子の速報をお伝えする。

荒木飛呂彦が描く大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』25周年記念として、「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展」が、荒木飛呂彦氏の故郷であり、第4部の舞台「S市杜王町」のモデルともなった仙台と、東京にて行われる。こちらに関して、さらなる新発表を絡めて、様々な発表が行われた。

まず、昨年ファッション誌「SPUR」にて、ブランド創設90周年を迎えるグッチの、奇跡のコラボレーションとして、漫画『岸辺露伴 グッチへ行く』や、昨年リニューアルオープンしたグッチ新宿にて、『岸辺露伴 グッチへ行く』の原画展「GUCCI × HIROHIKO ARAKI × SPUR「岸辺露伴 新宿へ行く」展」が行われたことは記憶に新しいだろう。

こんかいの「ジョジョ展」でも、引き続きグッチとコラボレーションすることが決定した。
「ジョジョ展」開催地が、仙台・東京のほかに、なんと“フィレンツェ”の「GUCCI MUSEO」で行われることが決定した。

「GUCCI MUSEO」は、グッチの歴史と伝統を未来へ繋ぐミュージアムとして、昨年9月にブランド創立90周年を祝し、ブランド発祥の地であるイタリア・フィレンツェに設立されたミュージアムだ。
グッチの貴重なアーカイブの展示とともに、コンテンポラリーアートスペースが併設されており、そこで荒木飛呂彦氏の作品を展示することとなる。

展示の開催日や詳細については後日発表される。


-荒木飛呂彦先生と、GUCCI JAPAN CEO クリストフ・デュ・プゥス氏

また、「ジョジョ展」では様々な新しい企画が用意されており、記者発表会にて一部発表された。

まずそのひとつは描き下ろしの各会場ごとのキービジュアルだ。
この記事の一番最初に紹介した写真にて掲載されているイラストがそれにあたる。

仙台会場には、七夕祭りをイメージしたものに、東方仗助のスタンドが隠れているだまし絵的な作品。
荒木氏も、「われながらよく描けたと思います」と会場を温かい笑いに誘った。

東京会場には、富士山をバックに、空条承太郎とイギーが描かれた作品。
こちらは、「日本!って感じで。富士山に、イギーに、承太郎がそろったら完璧って感じでしょ」とまたもや微笑ましいコメントが。

フィレンツェ会場には、GUCCI MUSEOを意識し、ブチャラティとジョリーンがグッチのアイテムを着こなしているもの。
馬の鞍までグッチで、馬と関係が深いグッチらしい仕上がりとなっている。
なぜブチャラティとジョリーンが一緒にいるのかは、ブチャラティがイタリアつながりということと、黒髪をいれてバランスを取ったため、特に意味はないとのこと。

また、ジョジョ展会場では、大日本印刷協力の下、様々なAR技術をつかった楽しい企画が用意されている。

仙台会場では、杜王町のマップに対して、iPhoneやiPadをかざすと、その土地に関連したエフェクトやショートストーリーが再生されるものが登場する。

こちらは、iPhoneをもっていなくても、会場に据え置きされているiPadで楽しむことができる。

東京会場では、みんなの夢である、あたかも自分がスタンドを呼び出しているような体験ができるものを用意。
カメラの前にたつと、モノクロコミックス化した自分との背後に、アニメーションにてスタンドが登場するという。
スタンドの種類も複数あるとのこと。

実際に荒木氏によるデモンストレーションも。


-荒木飛呂彦先生と、ARスタンド

また、会場ごとに展示やイメージが異なったり、限定のグッズなども登場するとのこと。

さらに、7月30日からは、GUCCIと荒木飛呂彦氏によるチャリティーオークションも。
GUCCI提供スニーカーなどの商品3点に、それぞれ荒木飛呂彦氏がサインしたものや、展覧会描き下ろしキービジュアルの複製原画にサインしたものを出品。

落札金は、すべて仙台市の東日本大震災で被災された子供たちへの支援として寄付される。

こちらは仙台藤崎グッチショップにて展示され、オークションは集英社の女性誌ポータルサイト「s-woman.net」の特設ページで行われる予定だ。



今回の記者発表会では、ジョジョ展意外にも大きな発表がされた。

それは、『ジョジョの奇妙な冒険』の新規アニメーションが、10月よりTVにて放映が決定したこと。
会場では一足早く、プロモーションムービーが流され、その迫力に盛り上がった。

ムービーでは、ジョナサン・ジョースターと思われる男性のアクションシーンが展開されており、第1部がアニメ化されるかと推測されるが、詳細は不明だ。

さらに、PlayStation3対応対戦格闘アクションゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』制作が発表された。
こちらはジョジョ独特の世界観、イラスト、効果等を3Dで再現した格闘ゲーム。
実際のプレイ映像が公開され、こちらも漫画の世界をまるごとカラーですばらしいアクションで再現されたゲームとなっており、今から発売がとても楽しみな作品であることは間違いない。




さて、様々な発表をレポートしてきたが、詳細については今後各特設サイトや、公式サイトにて発表されていくので、いまからジョジョファンも、これをきかっけに読みだした方も、楽しみに期待して待とう。

○荒木飛呂彦オフィシャルサイト:http://www.araki-jojo.com/
○ジョジョ展オフィシャルサイト:http://www.araki-jojo.com/gengaten/tokyo/
○ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル 公式サイト:http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/asb/

(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社