学校法人産業能率大学が実施した「2012年度新入社員の会社生活調査」の結果によると、約6割の新入社員が、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を毎日利用していることが分かった。

 新入社員にSNSの利用状況を聞いたところ、「毎日利用している」が58.8%(女性70.9%、男性53.4%)となっている。「週に数回利用している」(13.9%)、「月に数回利用している」(3.3%)を合わせると、SNSを利用している新入社員の割合が75%に達した。

 SNSを利用している新入社員のうち、就職活動で活用した人の割合は21.4%にとどまったが、活用した人の8割以上が役に立ったと回答している。

 就職活動におけるSNSの活用方法(複数回答)では、「友人との就職活動に関する情報交換」(58.1%)が最多で、「個別企業の採用活動の情報収集」(55.9%)、「就職フェア等の開催情報収集」(40.9%)、「社員の書き込み等から社風を把握」(33.3%)と続いた。

 同調査は、3月28日から4月11日まで、産能マネジメントスクールが開催する「新入社員研修セミ ナー」の参加企業の新入社員のうち150社550人を対象に実施し、514人(男性356人・女性158人)から有効回答を得た。

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