総務省が発表した労働力調査(速報)によると、5月の完全失業率(季節調整値)は4.4%で、前月から0.2ポイント改善した。一方、厚生労働省が発表した5月の有効求人倍率(同)は0.81倍で、前月を0.02ポイント上回った。有効求人倍率は12カ月連続で上昇している。

 新規求人倍率(季節調整値)は1.35倍(前月比0.07ポイント増)。正社員有効求人倍率は0.43倍(前年同月比0.09ポイント増)。有効求人(季節調整値)は前月比2.4%増、有効求職者(同)は同0.2%減。

 新規求人は前年同月比24.5%増。産業別に見ると、宿泊業,飲食サービス業(前年同月比34.7%増)、サービス業(同30.9%増)、生活関連サービス業,娯楽業(同29.3%増)などが増加。

 都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)で最も高いのは福井県の1.23倍、最も低いのは沖縄県の0.41倍。

 男性の完全失業率(季節調整値)は前月比0.3ポイント低下の4.5%、女性は同0.1ポイント上昇の4.3%となった。

 完全失業者数は前年同月比17万人減の297万人。完全失業者のうち「勤め先都合」は同12万人減の71万人、「自己都合」は同2万人減の101万人となっている。

 就業者数は前年同月比30万人減の6297万人。産業別に前年同月と比べると、医療,福祉(18万人増)などが増加。製造業(17万人減)、運輸業,郵便業(17万人減)、宿泊業,飲食サービス業(13万人減)などが減少。

5月の求人広告 4月に続いて前年比30%超の増加
5月末の大卒内定率 4割を超える
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