リクルートエージェント、インテリジェンス、ジェイ エイ シー リクルートメントの人材紹介大手3社の2011年10月〜2012月3月の転職紹介人数が、前年同期比15%増となったことが、日本人材紹介事業協会の発表で分かった。

 大手3社による転職紹介人数は1万5773人(前年同期比15%増)で、4期連続の増加となった。リーマン・ショック前のピーク時(約2万5000人)の6割を超える水準まで回復した。

 首都圏の入社実績を業種別に見ると、電気・機械・化学等製造(前年同期比27%増)、IT・通信(同18%増)、メディカル(同14%増)、コンシューマー(同13%増)は増加した。金融は横ばいだった。

 経験職種別に見ると、金融系専門職(前年同期比27%増)、メディカル系専門職(同27%増)、IT・通信系技術者(同26%増)、電機・機械・化学等製造技術者(同17%増)、管理・企画系(同15%増)、営業系(同11%増)、管理・企画系(同15%増)は増加した。その他・一般事務(同8%減)は減少した。

 転職者の年齢別に見ると、25歳以下(同10%増)、26〜30歳(同13%増)、31〜35歳(同17%増)、36〜40歳(同22%増)、41歳以上(同14%増)で、全ての年齢層で増加した。20代に比べて30代の伸びが大きくなっており、より専門性と経験のある人材の採用が拡大したようだ。

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