厚生労働省が発表した毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、4月の1人当たりの現金給与総額は、前年同月比0.8%増の27万3871円。3カ月連続で増加した。

 現金給与総額のうち、所定内給与は24万6170円(前年同月比0.3%増)、所定外給与は1万9334円(同4.9%増)、賞与や手当などの特別に支払われた給与は8367円(同5.7%増)となった。

 一方、4月の残業などの1人当たりの所定外労働時間は、製造業で前年同月比16.0%増の15.1時間で、11カ月連続の増加となった。昨年4月は東日本大震災の影響で残業が抑制されたため、増加幅が大きくなっている。

 全産業平均の所定外労働時間は、前年同月比4.3%増の10.7時間。

4年連続で初任給上がらず
人材確保のために賃金改善を検討
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