神奈川県横浜市青葉区と東京都町田市にまたがる多摩丘陵に児童厚生施設「こどもの国」がある。同施設にはさまざまな遊具があり、子どもたちが自然のなかで遊ぶことができる。日本に住む中国人ブロガーの「一糸霞光」さんは、「こどもの国」に子どもを連れて遊びに行った感想を自身のブログに綴った。

 筆者は、同施設には遊具が何でも取り揃えてあると述べ、子どもたちが、飛んだり跳ねたり、よじ登ったりしていたと紹介。

 横浜でもっとも長い滑り台には順番を待つ長い列ができていたというが、筆者の娘は順番を待つことを嫌がり、滑り台をスルー。「こどもの国」を一周してからでボートを漕ぐことを思いついた時には、受付終了の時間になっていたという筆者は、「上手に遊べるように計画するのは難しいものだが、公園がきちんと管理されていることに敬服せざるを得ない」と感想を述べた。

 ボートを諦めた筆者一行は結局、滑り台の列に並ぶことにしたという。筆者の娘は列に並ぶことを嫌がったというが、筆者が励まし続けた結果、順番まで待つことができたそうだ。筆者は「この体験を通して、順番を守ることや互いに譲りあうことを学べたと感じた」と語った。

 子どもたちは見ず知らず同士でも一緒になって遊ぶことができるものだが、「こどもの国」でも同様の光景が見られたと語る筆者は、「日本人の母親たちは、子どもが幼いときから仲間と遊ばせて、その雰囲気になじませる。日本の教育はすばらしいと感じた」と称賛。

 また、道端に設置されていた緊急電話について、「けがをした場合にはすぐ連絡できるようになっていることに、ヒューマンケアを表わすものとしてとても感銘を受けた」と述べた。(編集担当:畠山栄)