市民カレンダーに暴力団員写真あり、焼津市は回収・再製作へ

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焼津市民カレンダーに問題あり

静岡県焼津市は、2011年12月1日から焼津市が製作した「2012年焼津市民カレンダー」の配布をはじめた。そしておよそ5万5500部のカレンダーが各世帯へ配布された。

この焼津市民カレンダーは、焼津市観光協会が実施した「市観光フォトコンテスト」の入賞作品を使って製作されていた。そして完成した焼津市民カレンダーは、自治会を通じて配布されていた。

しかし、この焼津市民カレンダーに掲載されていた写真の一部に、暴力団員が写っていたことから、焼津市はその写真を他の写真に差し替えた新しいカレンダーを製作することとした。そして現在のカレンダーを2012年1月以降に回収する予定である。これは、焼津市の暴力団排除に取り組む強い姿勢を示している。

問題発覚の経緯

焼津市によると、暴力団員が写っている写真は焼津神社大祭を写したものであった。焼津市の職員が、この写真の中央部に暴力団員1人が写っていることに気づき、12月11日に広報広聴課へ連絡した。そして焼津市職員が焼津署に行き、写真に写ってる人が暴力団員である旨を確認した。

これを受けて焼津市はカレンダーの回収および再製作を決めたが、12月12日だけで焼津市役所に、カレンダーに暴力団が写っているのではないかという声が10件程度寄せられているという。

焼津市は、この焼津市民カレンダーの再製作におよそ250万円かかることを見込んでいる。非常に稀なケースといえるが、フォトコンテストの入賞作品を扱う難しさが露呈したといえよう。

▼外部リンク

焼津市
http://www.city.yaizu.lg.jp/index.html

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