“長ぐつをはいたネコ”プスと、声優を務める竹中直人 『長ぐつをはいたネコ』  PUSS IN BOOTS (R) and c 2011 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.

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 俳優、竹中直人は「うわっ! とうとうその日がやって来たか! ついにあいつが主役になったか!やったねっ! 」と喜びを隠せない様子。というのも、映画『シュレック』シリーズで竹中が声優を務めた人気キャラクター・長ぐつをはいたネコが映画『長ぐつをはいたネコ』で主役となって帰ってくるのだ。

 竹中は、本作で吹き替えを担当するにあたり「むちゃくちゃむちゃくちゃチャーミングな“長ぐつをはいたネコ”にしてやるぞー!うおー!!」とやる気満々だ。

 本作は、『シュレック』シリーズ初のスピンオフとなる3Dアニメーション。“長ぐつをはいたネコ”ことプスがシュレックに出会うずっと前のことが描かれている。プスは、どんな猫よりも勇敢で、メス猫からモテモテ。やがて栄光を手にするが、汚名を着せられお尋ね者になってしまう。自らの無実を証明し、名誉を取り戻すべく、フワフワの肉球が武器のキティと、いたずら好きのハンプティ・ダンプティと共に、ネコ史上最大のアドベンチャーに旅立つ。

 プスは、『シュレック2』から登場。当初はシュレックたちと敵対していたものの、いつの間にか欠くことのできない仲間となっていた。シリーズ完結編となる『シュレック フォーエバー』では、ぽっちゃりと太った姿でファンを魅了し、一番人気のキャラクターとなった。

 今回、本作の予告映像が公開された。音楽に乗りながら軽快にアクションをこなすプスの姿を見ることが出来る。「長ぐつをはけば“ニャン”でもできる」と渋い声で決めた後のナレーションは、『シュレック』シリーズでロバのドンキーを演じた山寺宏一が担当。ファンには嬉しい映像となっている。現在公開中の映画『カンフー・パンダ2』の本編にハードロックされており、劇場でもプスの姿を観ることが出来る。

 米国版でプス役を担当するのは、シリーズに引き続き、アントニオ・バンデラス。プスの魅力について「このキャラクタ−はすばらしいよ。ネコがシュレックやフィオナといるのを見た時、彼がいかに小さいのかに気づき、このキャラクタ−の背景が浮かんできたのさ。彼は、体に似合わない声をもっているべきだと思ったよ。なぜなら彼は自分がもっと大きいと信じているから。彼の声はイメージに反するものであるべき。僕はそれがこのキャラクタ−が成功した秘密のひとつだと思うよ」とコメントした。

 キティ役は、『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』などでバンデラスと共演している、サルマ・ハエックが担当。声優を務めるにあたり、「とても感激しているわ。アニメをやるのは初めてなのよ。これよりいいプロジェクトなんて考えられない。もちろん、娘に見てもらえることもうれしいわ。「あの猫は本物じゃないのよ、声はママの声なのよ」と説明したら娘は少し残念がったけれど(笑)」と喜びを語った。

 その他にも、『ハング・オーバー』シリーズでお馴染みのザック・ガリフィアナキスがハンプティ・ダンプティ役を演じるなど、日本語版声優陣に負けないくらいの個性派俳優が勢揃い。全米では、11月4日より公開となる。

 ネコ史上最大のアドベンチャーを繰り広げる本作は、『シュレック』に続くヒットとなるのだろうか。

 2012年3月春休みより、全国ロードショー。

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