札幌ドームで10日、国際親善試合のキリンチャレンジカップ2011韓国戦が行われ、香川真司(ドルトムント・22)の2得点と本田圭佑(CSKAモスクワ・25)の1得点により、3―0で日本が勝利した。日韓戦で3ゴール以上の差で韓国が敗北したのは、1974年の4―1から37年ぶり。複数の韓国メディアが報じた。

 韓国メディアは、「札幌惨事」「札幌恥辱」などと題し、韓国代表チームが宿命の日韓戦で言葉を失うほど屈辱的な完敗を受け、この無気力な敗北により、韓国のサッカーファンは大きなショックに陥ったと伝えた。

 前半34分、ストライカー香川に先制ゴールを奪われたが、それまでも綱渡りの勝負だった。しかし、後半に入り、代表チームは崩壊した。後半8分、本田に2点目のゴールを奪われたのに続き、わずか2分で香川に3点目のゴールを許した。始終不安だった中央の守備は、日本の攻撃の個人技と速いパスに手も足も出なかったと解説した。

 韓国代表主将の朴主永(パク・チュヨン/ASモナコ・26)は、試合後、「すべてのことを反省する機会としなければならない」と、淡々と感想を語った。

 趙広来(チョ・グヮンレ)監督は「完全に相手に制圧させられた。今日の問題点をしっかり分析し、W杯アジア3次予選に備えたい」と答えた。

 宿命のライバル戦で衝撃の完敗を喫した韓国代表は、来月の3次予選を控え、大々的な手術が避けられなくなったとの見方を示している。(編集担当:李信恵・山口幸治)