写真/中島望(呪われた?イアン・ポールター)

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米ツアーのザ・ヘリテージで優勝すれば、世界ランク3位から一気に1位へ上昇し、夢の世界No.1の座を手に入れることができた英国のルーク・ドナルド(33)。3日間、首位を独走し、最終日に挑んだが、ドナルドから6打差でスタートした米国のブラント・スネデカー(30)に7アンダー64の快進撃で捉えられ、3ホールのプレーオフの末、スネデカーが勝利。ドナルドは「今日は僕の日じゃなかった。また来週、がんばるしかない」と肩を落としながらも今後に意欲を燃やしていた。

だが、ドナルドがダメでも、世界一の座をドイツのマーチン・カイマーから奪ったのは、やっぱり英国人だった。リー・ウエストウッドが欧州ツアーのインドネシア・オープンを38歳の誕生日に制し、世界ランク2位から1位へ上昇し、No.1に返り咲いた。前日、報道陣から「バースデープレゼントに何が欲しい?」と問われたウエストウッドは「銀色の光るもの」と答えたそうだ。もちろん、それは優勝トロフィー。その言葉通り、「銀色の光るもの」を手に入れたウエストウッドは、ついでに世界一という光り輝く称号も手に入れた。

歓喜したウエストウッド。落胆したドナルド。いずれにしても米・欧、両ツアーを沸かせたのは英国勢だったわけだが、もう1人、違う意味で話題を振りまいた英国人がいた。ドナルドと同じ米ツアーのザ・ヘリテージに出場していたイアン・ポールターだ。予選ラウンドは快調なゴルフをしていたポールターだが、決勝ラウンドは振るわず、36位タイに終わった。そのワケをポールターは得意のツイッターでこんなふうに発信していたのだ。
「今週、滞在している家は呪われてるよ。鉄錠がついた重たいドアをちゃんと閉めて寝てるのに、朝、起きて見ると、カギが外れていて、ほんの少しドアが開いてる。そんなことが今週は7回もあったんだ……」

ウソか本当かは知らないが、聞いているだけでも怖い話だ。が、ポールターとて本気で呪いがゴルフの調子を崩したと思っているわけじゃないだろう。ともあれ、英国勢の話題で溢れた世界のゴルフ界。このところ勢いのない米ゴルフ界にとっては、米国人スネデカーが優勝してくれたことがせめてもの救いだった。(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)