CL対アーセナル戦でブスケツと共にセンターバックを務め、失点以外は完璧な守備を見せたアビダル。的確なカバーリングとディフェンスラインを高く保ち、前線からのプレッシャーを可能にした。アーセナルがボールを奪っても素早い攻守の切り替えでボール奪取。これを可能にしたのも中盤のスペースを埋めるディフェンスラインの統率があったからだ。

 「もちろん相手が10人になったのでやり易かったのはある。しかし、主審の判定をリスペクトしなければいけない」とベンゲル監督の異議申し立てに対して語ると、「ベスト8ではO・リヨンと対戦したい」と古巣がR・マドリーに勝利することを願った。

 今シーズンは、堅守に加え左サイドからの果敢な上がりでチャンスを作り出すと共にゴールも決めてチームに貢献しているアビダル。センターバックを務めても素早いカバーリングとフィジカルの強さでピンチを救っている。バルサ入団当初は課題と言われていた足元の技術も30歳を超えた今でも伸びている。「上達しようというモチベーションが素晴らしい」とグアルディオラ監督が褒め称えていたが、怪我人が多いバルサの後ろはアビダルが居れば安心だ。

(スペイン通信)