エース、C・ロナウドを約10日間怪我で欠くことになったR・マドリー。カカーも大腿部の怪我で戦線離脱。ヘルニアの手術で長期戦線離脱となっているイグアインなど主力が常に欠けている状態で戦っているR・マドリーが再び苦しい状況に追い込まれている。

 この他アルベロア、ケディラ、ガゴ、ガライも怪我。今シーズン合計で33回の怪我が発生するなど、フィジカルコンディションの悪さが目立っている。なぜこうした状態に陥ってしまったのだろうか。問題はプレシーズンの調整にあるようだ。

 AS紙でこのR・マドリーの状態を分析するスポーツ医師のホセ・ゴンサレス氏は、「W杯や8月の親善試合など、ほとんどフィジカルトレーニングのプランニングができないような過密日程が原因となっている」と説明している。強豪チームが、怪我人続出に苦しむW杯後のシーズン。R・マドリーもこの“W杯病”に悩まされている。

(スペイン通信)