セスクのケースが再び繰り返されることになった。現在、日本の中学生年代に当たるカデテAに所属するジョン・トラルが来シーズンからアーセナルに加入することが決まった。8年前にバルサからアーセナルへと渡り、キャプテンを務めるセスクと同様、ジョン・トラルもアーセナルへと活躍の場を移す。

 セスクとの違いは、ジョン・トラルはイギリス人の母を持ち、以前よりプレミアリーグでプレーすることを夢見ていたと言う。左利きで、フィジカル的にも強く、ゴールも果敢に狙いに前線に飛び出すプレーも得意とするジョン・トラル。グアルディオラ監督の兄弟ペラ・グアルディオラ氏が代理人を務めているのも興味深い。

 アーセナルは、同じくカデテA年代に所属しているセルジ・サンペル獲得にも乗り出していたが、本人は残留することを決めた。スペインU-16代表でもデビューを果たしたジョン・トラルの新たな挑戦が、イングランドで始まろうとしている。

(スペイン通信)