対アーセナル戦でCL初黒星を喫したバルサ。今シーズンも2月のハードスケジュールを乗り越えるのに苦しんでいる。1月のクリスマス休暇を終え、週中に開催される国王杯も決勝まで駒を進め試合数が増えているバルサ。代表戦もその後に入り、多くの選手がコンディション不良に陥っている。

 国王杯でアルメリアに快勝、リーガでもA・マドリーにしっかり勝ったが、対スポルティング・ヒホン戦でまさかの引き分け。そして、CLアーセナルには前半に先制しながらも後半に崩れてしまった。2月はバルサにとって最大の難関となっているようだ。

 昨シーズンもヘタフェ、ラシン・サンタンデール、マラガに勝利を収めたが、対シュツットガルト戦で引き分け、リーガではA・マドリーに敗れている。3冠のシーズンも2月はリーガ対ベティス戦、CL対O・リヨン戦で引き分け、エスパニョールにはなんとカンプ・ノウで敗れていた。

 「単なる偶然に過ぎない」。マックスウェルはそう語ったが、対アーセナル戦の後半はアーセナルの勢いを前に防戦一方になってしまった。フィジカル、メンタル面共にピークに達する2月。これを乗り越え勝利を重ねて来たバルサ。次節のリーガ対A・ビルバオ戦が、悪い流れを断ち切る大事な試合となる。

(スペイン通信)