写真/中島望

写真拡大

米ツアーが世界の選手たちを対象にした来季の「期待度ランキング・トップ100」を発表。今年で3回目になるこのランキングは、世界ランクや世界6大ツアーにおける賞金ランクなどとは別に、来季の活躍や注目に対する期待度を独自にランク付けしているものだ。世界ランクや今季の米ツアーおよび4大メジャーなどでの実績はもちろん考慮されるが、将来性や人気など、既存のランクの数値には表れない要素も加味されている。その「期待度ランキング・トップ100」に石川遼が38位でランクインした。

過去2回のランキングでトップ100にランクインしたことがある日本人は「09年の期待度ランキング」で48位に入った今田竜二だけ。その今田は10年、11年の期待度ではランク外になり、代わりにランクインしたのが石川だ。石川の今季の最終世界ランクは37位ゆえ、この期待度ランク38位は、ある意味、妥当だ。しかし、世界ランク41位の池田勇太、48位の藤田寛之は、期待度ランキングではトップ100に入れてはもらえなかった。

米ツアーは、なぜ、どんなふうに石川に期待を寄せているのか。その説明を読むと、少々、皮肉っぽい。「ティーンエイジャー旋風が強まる中、日本では高校在学中にロックスターのような人気を誇ったRyo Ishikawaも、2011年の9月には20歳のオールドマンになる」「日本では通算9勝、10年シーズンは3勝を誇っているが、日本以外の他の大陸での戦績はいいとも悪いとも言えない状態だ」「一挙手一投足を日本のメディアから追われるIshikawaが成熟できて夢のマスターズ優勝を果たせるかどうか、母国以外で優勝できるかどうかが、今後の見どころだ」といった具合だ。

しかし、何はともあれ、ランクインしたという事実は、石川に対する世界の注目度や期待度が高いことの証だ。そして、この期待度ランクは、結構、当たる。昨年は真ん中あたりにしか格付けされなかったローリー・マキロイが今年は大躍進して6位へ。昨年は下位だったリッキー・ファウラーも今年は8位へ。日本メディアが名付けた「3R」の中で、石川だけが初ランクインで、しかも38位と彼らから大きく遅れを取っているが、ひとたびランクインした以上、11年の活躍には、文字通り、期待できる。

ちなみに、過去2回のランク1位は言うまでもなくタイガー・ウッズだった。米国時間の12月27日現在、発表されているのは5位のグレーム・マクダウエルまでで、4位は28日、3位は29日、2位は30日、1位は31日にカウントダウン方式で発表される。果たして、タイガーは今年も1位になれるのか?折りしも30日はタイガーの誕生日だ。素敵なバースデー・プレゼントは、彼のもとに届くのだろうか?(舩越園子/在米ゴルフジャーナリスト)