メッシの足首捻挫は幸いにも大事には至らなかった。復帰まで2週間と発表されたが、怪我の回復具合では10日間でピッチに戻れる可能性もあるという。ボールを奪いに行ったウイファルシだったが、ボールには触っているものの足が完全にメッシの右足を踏みつぶす形となりメッシの足首が曲がってしまった。

 「身の毛がよだつようなタックルだった」と同僚のビジャは振り返ったが、「ウイファルシは悪気があってやったわけではないと思うけど、かなり危険なプレーだった」とプレーを振り返った。怪我をさせた張本人のウイファルシは、「ボールを奪いにいったが運が悪かった。怪我をさせて悪いと思っている。“クン”の携帯からメッシには謝罪のメッセージを送った」と語っている。

 後半のロスタイムに起きてしまったメッシの怪我。1−2というホームのアトレティコ・マドリードが追う展開。最後まで諦めたくないアトレティコ・マドリード選手達の気持ちからか、激しいボールの奪い合いは続いていた。

 このメッシの怪我についてクライフ氏は自身の新聞コラムの中で、「バルサがもし追加点を奪っていたらこのメッシの怪我は生まれてなかったと思う。アトレティコ・マドリードは追加点が奪われていたらアクセルから足を離していたはずだ」と指摘している。両者譲らない緊迫したゲームだっただけに怪我人が試合終了直前に出てしまったのは残念だったが、今はメッシの早期回復を祈るしかない。

(スペイン通信)