バルサのスペイン代表FWダビ・ビジャがチリ鉱山の落盤事故で地下に閉じ込められた作業員33人、そしてその家族を激励しようと、メッセージ入りのバルサのユニフォームを送った。

 自身も鉱山の町で育ち、父や祖父も鉱山で働いていたというビジャにとって、チリでの事故は他人事とは思えなかったのだろう。“頑張れ、鉱夫たち ”とマーキングされたバルサのユニフォームに、シンプルに“強く、元気でいてくれ”という直筆のメッセージを書き添えた。そして、このユニフォームがスペインの“Mundo Deportivo”紙の協力によって現地に送り届けられたのだ。

「鉱山で働くということがどういうものか、自分の家族を通して理解している。とにかく今は、出来るだけ早く彼らが救出されることだけを願っているんだ」との思いを語ったビジャ。「僕は彼らとともにいる。そして、世界中のみんなが彼らを支え、応援している」というメッセージを込めた。ビジャのメッセージは33人の作業員を勇気づけることだろう。そして、33人の作業員が家族と再会する日が一刻も早く訪れることをビジャは心から願っている。

(スペイン通信)