ユーロ2012予選、スペイン代表は、リヒテンシュタイン代表を4−0のゴールラッシュで降し連覇へ向け好スタートを切った。ビジャ、シルバの元バレンシア勢が1ゴールずつ、そしてW杯では思うような活躍ができなかったエースのF・トーレスが復活の2ゴールを挙げ勝利に貢献した。

 「少しずつ調子は上がっている。ゴールはいつも助けになる」とコンディションが上がっていると試合後に認めたF・トーレス。W杯では昨シーズン終盤の怪我の影響もあり思うようなプレーができなかった。そんなF・トーレスをデル・ボスケ監督は我慢して起用し続けてきた。

 前回のユーロではドイツ代表とのファイナルで決勝ゴールを決めているF・トーレス。リヒテンシュタイン代表戦の2ゴールで代表ゴール数を26に伸ばした。これでスペイン代表歴代ゴール数でもブトラゲーニョと並ぶ歴代5位に到達。エースが、完全復活をアピールしている。W杯での屈辱を乗り切り、F・トーレスがユーロで大暴れすることを期待したい。

(スペイン通信)