ユーロ予選、対リヒテンシュタイン代表戦を迎えるスペイン代表。前回の優勝国、そしてW杯チャンピオンとして連覇を目指す。合宿中に怪我でバルセロナに戻ったプジョールを除いてはメンバーに大きな入れ替わりはない。コンディションが心配されたF・トーレス、イニエスタも試合には問題なく出場できそうだ。

 格下と思われる対リヒテンシュタイン代表戦だが、スペイン代表に油断はない。「スペイン代表はいつもどんな相手でも尊重して戦う。いつもみんな最高のプレーをするように努めている」とチャビは語る。「別に何度も代表に呼ばれても苦にはならないよ。素晴らしい時を代表で過ごすことができたし、一からのスタートがまた始まる」とすでにW杯優勝モードからは切り替わっている。

 「選手生命は短いもの。我々にはやるべきことがまだ残っている」と言うのはデル・ボスケ監督。若い選手が揃うスペイン代表に達成感から来る油断は全く感じられない。2年後のユーロ本大会に向けた長い戦いが再び幕を開ける。

(スペイン通信)