リクルート(東京都千代田区、柏木斉社長兼CEO)は、同社の求人メディアに掲載された求人情報からまとめた10月のアルバイト・パート全国エリア別募集時平均時給を発表した。三大都市圏の平均時給は前年同月比マイナス0.7%となり、調査開始以来最大のマイナス幅を記録したことが分かった。

 三大都市圏(首都圏・関西・東海)の平均時給は前月より1円減の948円で、前年同月(955円)を大きく下回った。

 職種別にみると、前月比では「営業系」(13円減)、「事務系」(5円減)、「販売・サービス系」(1円減)が減少。前年同月比ではすべての職種で減少した。特に、「営業系」(62円減)、「事務系」(35円減)、「製造・物流・清掃系」(27円減)の減少幅が大きかった。 「専門職系」(6円減)が前年同月比で減少となったのは調査開始以来初めて。

 地域別にみると、首都圏は前年同月比3円減の994円。調査開始以来初めて前年同月比で減少を記録した前月に続き、2カ月連続で前年同月を下回った。東海は調査開始以来の最低額となる894円(前年同月911円)。16カ月連続で前年同月比減となっている。関西は2カ月連続で前年同月比増となり、899円(同898円)だった。

9月の首都圏のバイト時給が調査開始以来初めて前年同月比マイナス(2009-10-20)
大手企業の冬のボーナスは平均66万、前年比13.1%減(2009-10-07)
初任給を据え置いた企業が4年ぶりに8割を超える(2009-10-02)

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