米国労働省が発表した雇用統計(季節調整済み)によると、10月の米国失業率(軍人除く)は、前月から0.4ポイント上昇の10.2%となった。1983年4月以来の水準まで悪化した。


 景気との連動性が高い非農業部門の雇用者数(季節調整済み)は、前月から19万人の減少。前月の減少幅(21万9000人減)は下回った。

 産業別に見ると、製造業・建設業関連が12万9000人減、サービス業関連が6万1000人減だった。

 失業者数は1570万人に達し、景気後退に入った2007年12月から820万人の雇用が失われ、失業率は5.3ポイント悪化している。

9月の米国失業率は9.8%に悪化、雇用者数は26万3000人減(2009-10-03)
8月の米国失業率は9.7%に悪化(2009-09-07)
7月の米国失業率は9.4%、1年3カ月ぶりに改善(2009-08-10)

日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の専門紙。「中立公正」「確かな取材活動」で情報提供を行っています。