厚生労働省がまとめた、9月末時点の2010年3月高校新卒者就職内定率は37.6%で、前年同期に比べて13.4ポイントも低いことが分かった。

 下落幅は1988年卒を対象に調査を開始して以来最大。過去最低だった2003年卒(33.4%)から2009年卒まで上昇が続いたが、2010年卒は下落に転じた。

 就職内定率を男女別に見ると、男子は42.6%(同15.1ポイント減)、女子は31.3%(同11.3ポイント減)。

 新卒者の求人倍率は0.89倍で、前年同期を0.63ポイント下回っている。求人数が前年比46.7%減で、企業の採用意欲が急速に冷え込んでいる。

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