新車573万円の「フェアレディZ」とは

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500万円台で買える本格スポーツカー

 日産は2026年8月27日、スポーツカー「フェアレディZ」のマイナーチェンジを実施し、同日に発売しました。ラインナップで最も手頃な価格で購入できるエントリーモデルはどのような仕様になっているのでしょうか。

 フェアレディZは1969年に登場した初代(S30型)から7代にわたって進化を続けている国産FRスポーツカーです。

【画像】超カッコイイ! これが「新型フェアレディZ」です!(81枚)

 現行モデルは2022年8月に発売されたRZ34型。伝統のロングノーズ・ショートデッキのフォルムを継承し、2025年8月に「GT-R」の生産が終了してからは、日産のフラッグシップスポーツカーとしての役割を担っています。

 エンジンは最高出力405PS・最大トルク475Nmを発生する3リッターV型6気筒ツインターボのVR30DDTT型を搭載。トランスミッションは6速MTと9速ATが用意されています。

 2026年8月に行われたマイナーチェンジではフロントフェイスを刷新し、歴代モデルへのリスペクトを感じさせるデザインとしました。

 グリルを上下に分割するボディ同色のバーを採用し、新設計のバンパーでフロントノーズ先端を延長したフロントデザインは、初代のS30型を彷彿とさせます。また、1989年に登場したZ32型以来となるフロント「Zエンブレム」の復活もポイントです。

 ボディカラーは新色の2トーンカラー「雲龍グリーン/スーパーブラック」を追加。S30型の「グランプリグリーン」から着想を得た新色です。

 新デザインのレイズ製19インチアルミ鍛造ホイールは、リムに幾何学模様の切削加工を施すことでインチ数以上にホイールを大きく見せ、存在感を高めています。

 インテリアカラーはS30型からインスパイアされた上質で落ち着いたカラーの新色「タン」がラインナップに加わりました。

 12.3インチフルカラー液晶メーターは、歴代モデルを映し出す新たなオープニングムービーで、高揚感を演出します。

 そのほかには、しなやかな乗り心地を実現する大径モノチューブショックアブソーバーの採用や、最新のQi2対応ワイヤレス充電器の設置、燃料タンク内のチャンバー追加など、全車対象の変更が加えられています。

 なお、フェアレディZ NISMOには従来から要望が多かった6速MT車を追加し、選択肢を拡充しました。

 フェアレディZのグレードは価格が安い順に「フェアレディZ(以下、ベースグレードと表記)」「Version T(9速ATのみ)」「Version S(6速MTのみ)」「Version ST」、そして「NISMO」を設定しています。

 なかでも最も低価格の設定となるベースグレードはどのような仕様なのでしょうか。

 ベースグレードのタイヤサイズは245/45R18を採用。新デザインのレイズ製19インチ鍛造ホイールはベースグレードでは選択することができません。

 走行面では大径モノチューブショックアブソーバーやメカニカルLSD、4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキが上位グレードに対して非装着となっています。

 ボディカラーは全10色展開で、豊富なバリエーションは他のグレードと変わりません。

 インテリアカラーはブラック、シート素材はファブリックと、選択肢はそれぞれ1種類に限定され、パワーシートは非搭載です。

 その一方で、フェアレディZらしい3連サブメーター(ブースト計、ターボ回転計、電圧計)をはじめ、12.3インチフルカラー液晶メーター、ワイヤレス充電器、ナビゲーションシステムなどは全車共通装備で、目立った違いはありません。

 さらに、スポーツカーでありながら先進安全装備の主要機能をひととおり揃えており、前方の車両や歩行者を検知して衝突回避を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や、先行車との車間距離を保って走行をサポートする「インテリジェント クルーズコントロール」も標準装備に含まれます。

 フェアレディZの価格(消費税込)は573万7600円。9速AT車と6速MT車で価格は共通です。

 一方、最高級モデルのフェアレディZ NISMOは975万2600円で、価格差は400万円以上におよびます。

 大排気量の純ガソリンスポーツカーながら500万円台から設定されており、その意味において、輸入スポーツカーと比べてもコストパフォーマンス抜群の選択肢といえるのではないでしょうか。