韓国の航空会社、中国を「収益の柱」と位置付け-中国メディア

写真拡大

中国メディアの環球時報は28日、「韓国の航空会社は中国を『収益の柱』と位置付けている」との記事を配信した。

記事によると、韓国・聯合ニュースは26日、韓国国土交通部のデータとして、今年1~8月の韓国の国際線旅客数が前年同期比9.8%の伸びを示したことを伝えた。うち、韓中路線は同23%増の延べ1361万5000人に達しており、中国による韓国人旅行者を対象にしたビザ免除措置が中国行き路線のニーズを押し上げたとみられる。

また、コリアタイムズによると、8月に中韓間を行き来した旅客数は延べ213万人と、単月の過去最高を記録した。

一方、1~8月のベトナム路線の旅客数は前年同期に比べ5.1%減少。フィリピン路線は13.7%減、タイ路線も13%減り、韓国の航空業界関係者の話では、「燃油サーチャージの上昇を受け、一部の旅客は飛行時間の長い東南アジアから中国や日本へと旅行先を変更。航空各社もそれに応じて運航調整を行っている」という。

記事によると、韓国の格安航空会社は現在、業績の立て直しを模索しているところだ。チェジュ航空、ジンエアー、トリニティ航空(ティーウェイ航空から改称)は今年第2四半期、いずれも営業赤字を計上。コリアタイムズは「燃料コストの上昇と不利な為替相場が利益を圧迫したほか、日本、東南アジア路線の競争も激しさを増している」と報じた。

また、韓国・毎日経済はこれまでの報道で、「中国路線は燃料面での負担が比較的軽く、客単価も競争の激しい日本路線を上回っている」と紹介。「北京や上海は観光客を引き付けるだけでなく、韓国企業のビジネス展開において重要な都市になっている」とも伝えた。

記事によると、コリアタイムズは業界関係者の話として、「日本や東南アジアの主要観光地への路線に対する収益依存を減らし、収益力の回復を模索する格安航空会社にとって、中国路線はますます重要な『収益の柱』になる可能性がある」と紹介。ただ、その一方で「韓国の格安航空会社が現在直面している課題は、激増する需要を持続的な収益につなげることだ」と指摘し、さらに中国の航空会社も韓国事業を拡大させているとして「今後、競争が生じる可能性もある」と論じた。(翻訳・編集/野谷)