「“拷問”のような週末を味わった」2台ともリタイアのアストンマーティン…“深刻なパワー不足”にスペイン紙が警鐘「このままでは来季も戦えない」

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アロンソも苦戦を強いられ、リタイアに終わった(C)Getty Images

 F1第15戦アゼルバイジャンGP決勝が現地時間9月26日に行われた。低迷が続くアストンマーティン・ホンダは2台が揃ってリタイヤと、またも厳しい週末となった。

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 今季、思うような結果を残せていない同チームにとって、長いストレートを有するバクー市街地コースは当初から苦戦が予想されていた。そして迎えた決勝では、ランス・ストロールが水圧低下により4戦連続でリタイヤ。フェルナンド・アロンソもエンジンの異常を訴えてマシンを降りた。

 スペイン紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは、F1アゼルバイジャンGPで再び“拷問”のような苦しい週末を味わった」と振り返り、ドライバーが苦戦を強いられたレース内容を伝えている。

 同メディアは、「ホンダ製パワーユニットのパワー不足は以前から知られており、長いストレートを持つバクーでは最高速不足によって厳しいレースになることも予想されていた。それでも、実際にバクーで起きたことは、アストンマーティンにとって非常に痛いものだった」などと指摘。

 実際、アロンソは週末を通してストレートで大幅にタイムを失っていた。特に全長2.2キロに及ぶ最終セクターのストレートではその弱点が顕著に表れたとして、決勝でも無線で、同区間だけで当初0.7秒、その後は1.1秒を失っていると訴えたという。レース後には想定していたパワー不足だけではなく、何らかの異常により、「アロンソは1.5秒ものロスがあったと明かしていた」と同メディアは説明。

 またトピックでは、ホンダのトラックサイド責任者を務める折原伸太郎氏のコメントも掲載。「今週末のバクーでは、厳しい教訓を学びました」と述べた他、タイムロスを抑えるために手を尽くしたものの、「現在、我々が持っている手段でできることの限界に達してしまいました」と吐露。現状が厳しいことを認めている。

 同メディアは、「このままでは、たとえエイドリアン・ニューウェイが来季どれほど優れたマシンを作り上げたとしても、戦うことはできないだろう。優れたマシンには、それに見合う優れたエンジンが必要なのである」と強調する。

 今後の巻き返し、さらに2027年での浮上を目指すチームにとって、パワーユニットの性能と信頼性の改善は、何よりも急がれる課題となっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]