【卓球】張本智和「現環境のルールだとレシーブは難しい」世界344位イラン選手のサーブ指摘 無念の準々決勝敗退…アジア大会
◆愛知・名古屋アジア大会 第8日 卓球(26日、スカイホール豊田)
男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク4位のエース・張本智和(トヨタ自動車)が同344位のノシャド・アラミヤン(イラン)に3-4(9●11、7●11、11〇3、6●11、16〇14、11〇6、9●11)で敗退。男子団体金に続くメダル獲得を逃した。試合後の取材で「競技大会は結果が全て。メダルを取れなかった。それだけ」と言葉を振り絞った。
近年、国際大会出場が減ってランクが下がっていたアラミヤンとの対戦は、24年パリ五輪の2回戦以来、2年ぶり。前回は張本が4-2で退けた。強いバックハンドが警戒点だが、序盤からサービスに関して、張本も首をかしげる場面があった。試合後、勇気を出して指摘したのが「サービスですね。現環境のルールだとレシーブはちょっと難しいかなと。TTR(映像判定システム)が今大会はないので、そのルールをうまく利用されたかな」と指摘した。
サーブには「トスの角度は30度以内」「トスから打球までボールを相手から隠してはいけない」などの規定がある。アラミヤンの独特なサーブは、この試合の中でトスの角度を審判から指摘を受ける場面があったが、世界ツアーとは違い、映像判定がかなわないため、判断が難しい状況。張本も「審判もフォルト(違反)を取ってくれた場面もあり、できる限界はあれかな。途中(客席から)ブーイングもあったけど、最後(審判は)ちゃんとお仕事したというのは伝えました」と話した。
1-3で崖っぷちの第4ゲームは4-9から驚異の粘りで逆転し、フルゲームまで持ち込んだ。だが、3-3で臨んだ最終ゲームの9-9でもサーブからの展開から連続で取られた。「過去に(パリで)それで勝っているわけだし、自分にも弱いところがある」と受け止めた上で「違反は違反だし、間違っている。今まではクリーンだったわけじゃない。ただ、その割合が増えた気はしますね」と、無念さをにじませ、環境改善への思いを訴えた。
