日本時代建設の検事長宿舎、展示・飲食空間のある文化交流拠点に/台湾
建物は台北地方法院花蓮港支部及び検察局と共に建てられ、1936(昭和11)年に完成。93年まで検事長宿舎として使われた。2008年には花蓮県政府の県定古跡に指定され、県文化局による修復が行われた。
長年にわたり農業や台湾の酒造業、歴史研究に携わり、関連の著書もある范さん。飲食を通じてその土地を知ってほしいと語る。スペシャリティーコーヒーから地元の小規模農家が「吉野一号米」を使って作るパンや菓子まで、全てを厳選している。商品だけでなく、展示する作品についても、それぞれの歴史的背景を説明できるという。
当面は予約制で、今後は歴史やテーマに関する展示、芸術・文化イベント、作家のサイン会などを順次開催する他、台湾や花蓮の郷土史を中心とした書籍も置くとしている。水曜日休館。
范さんは、周囲の友人から事業を続けていけるのか心配されていると明かした上で、歴史専門家のロマンと実践だと思えばいいと話し、「試してみないと分からない」と笑った。
(張祈/編集:齊藤啓介)

