早くもシティに馴染んだアンダーソン Photo/Getty Images

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インターナショナルマッチウィークに入り、プレミアリーグは今季最初の中断期間となった。ここまでの序盤戦を振り返り、英『Daily Mail』は全20チームをレーティングしている。

最高評価となったのは、全勝し勝ち点15としたマンチェスター・シティだ。ペップ・グアルディオラの時代が終わりエンツォ・マレスカがチームを引き継いだが、ベースとなる部分はそのまま引き継がれた印象だ。中盤の多くは入れ替わり多額の投資を今夏に行ったものの、MFエリオット・アンダーソンなどはすでにチームにフィットしており成果を上げはじめているように見える。同紙は「今のところ唯一の100パーセント」と評し、評価は「A」となった。

シティと同じ「A」評価を得ているクラブがあと5つある。しかもすべて中堅~スモールクラブであるというところがいかにもプレミアらしい。1つはリーズ・ユナイテッドで、現在5位につけている。ニューカッスル戦は4-1と圧勝。ダニエル・ファルケ監督は移籍市場で賢明な補強を行い、ファンはさらなる飛躍を夢見ているだろうと綴られた。もう1つはハル・シティだ。昇格組というところを考慮しての評価だが、降格候補というよりはヨーロッパリーグを狙うチームというふうに見えると同紙は評価している。堅実な守備と容赦ない決定力を見せており、今季の試合すべてにおいて期待得点(xG)を上回る成績を残しているという。エヴァートンも再び勢いを取り戻しつつあり、今季未だ無敗。主力の流出から危機が囁かれたが、アディショナルタイムにゴールをものにする粘り強さを見せており、こちらもヨーロッパの舞台への復帰が期待されている。

リーズらを超えると言っていい存在感を見せているのがブライトンとブレントフォードだ。ブライトンの得点「16」はリーグ最多。アーセナル戦では苛烈なプレッシング戦術で王者に何もさせないという衝撃の試合内容を披露した。新加入のチェマ・アンドレス、ルカ・ヴシュコビッチらもすでに印象的な活躍を見せており、ファビアン・ヒュルツェラー監督のサッカーがいよいよ猛威を振るう予感が漂っている。ブレントフォードも未だ無敗で、今季はケビン・シャーデの得点力が光っている。キース・アンドリュース監督も激しいプレッシング戦術を操っており、ロンドンのライバルであるチェルシーとトッテナムをどちらも3-0で蹴散らしている。

王者アーセナルは補強を上積みしており盤石の体制かと思われた。第4節までは今季も優勝間違いなしと思える戦いを披露し好調なスタートを切ったが、第5節ブライトン戦で思わぬ脆弱性を見せてしまい、0-3と衝撃の敗戦。おそらく今季もシティとタイトルレースを繰り広げることは間違いないが、このつまづきが今後にどのような影響を与えるか。評価は「A-」となっている。

リヴァプールは「C」、チェルシーは「C-」、マンチェスター・ユナイテッドは「D」だ。ユナイテッドの開幕5戦で勝ち点5というのはプレミアリーグとなってから最低タイの勝ち点で、マイケル・キャリック監督は攻撃の手詰まりを解決できずにいる。「対戦相手は、すでに彼のプレイスタイルを見抜いているようだ」と評されており、カウンターでしか点を取れない攻撃陣には早急な改善が求められている。

そして最低評価の「F」を与えられたのがトッテナムだ。今夏は3億ポンドを超える大型補強を行ったが、5節を終えて2分3敗の最下位は言い訳のしようがない。特に、過去2シーズンで問題となったホームでの脆弱ぶりを克服できていないのは大きな不安要素で、ロベルト・デ・ゼルビ監督は早くも首が心配されている。

まだ5節を終えただけだが、早くも明暗が分かれているプレミアリーグ。中断明けに劇的な改善を見せるチームが現れるか、注目される。