ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長 photo/Getty Images

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ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が、イタリアのウルトラスをめぐる問題について強い言葉で批判した。

9月23日、ローマのイタリア外国人記者協会で行われた会見に出席したデ・ラウレンティス会長は、ウルトラスに反対する理由を問われると、「サッカーは情熱や参加であり、子どもたちにとって非常に教育的なものだ」と説明。

そのうえで、「フーリガンや、マフィア、ンドランゲタ、カモッラをルーツとするウルトラスがいてはいけない」と主張した。さらに「警察署長や県知事、内相がこの問題に取り組むまでは」としたうえで、「1年半前にインテルで何が起きたか、みんな見ただろう?」と語った。

デ・ラウレンティス会長が念頭に置いているのは、イタリアサッカー界で問題となっている組織的な犯罪とウルトラスの関係だとみられる。今回の発言では、警察や行政に対して対応を求める姿勢も示した。

さらに会長は、サッカーを学校教育に取り入れる独自のアイデアも披露した。

「サッカーは学校で教えるべきだ。子どもたちにボールを蹴らせるという意味ではない」

その方法として、W杯の重要な試合を週1回、学校で映像として見せることを提案。小学校、中学校、高校で内容を変え、カルロ・アンチェロッティやルチアーノ・スパレッティらの解説を聞きながら、[4-3-3]や[4-4-2]といったシステム、各ポジションの役割などを学ぶ授業を想定しているという。

「子どもたちは楽しみながら、どういうフォーメーションなのか、1トップや2トップの役割は何なのか、3人、4人、5人の中盤とは何なのかを学べる」と説明。

一方で、単にボールを蹴らせるだけの従来型の体育については「古いやり方だ」と持論を展開した。

ウルトラスへの厳しい批判から、アンチェロッティやスパレッティを起用した“サッカーの授業”まで--。デ・ラウレンティス会長が語った独特のサッカー教育論にも注目が集まりそうだ。