日産の斬新「ミニバン“スポーツカー”」が凄かった! 300馬力の「V6エンジン」は“ポート研磨”&専用セッティング実施! 「新型エルグランド」で思い出す最強の「ハイパフォ」仕様とは
「ポート研磨」や緻密なセッティングで「走りのミニバン」を強化
2026年7月に、およそ16年ぶりのフルモデルチェンジを実施したことでも話題を集めている、日産のフラッグシップミニバン「エルグランド」。最新の「e-POWER」や独自の四輪駆動制御「e-4ORCE」の採用など、走りを磨いた点が評価されています。
1997年に登場した初代モデルは、高出力エンジンを搭載した高級ミニバンという新ジャンルを開拓した先駆者としても知られていますが、歴代エルグランドにはエンジンチューニングまで施されたカタログモデルが存在していたことをご存知でしょうか。
そのモデルが2007年10月に2代目エルグランドに設定された「エルグランド ライダー ハイパフォーマンススペック」なるモデルでした。
「ライダー」シリーズは当時のオーテックジャパン(現:日産モータースポーツ&カスタマイズ)が手掛けたカスタマイズカーです。
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軽自動車「オッティ」からコンパクトカー「ノート」、ミニバン「セレナ」、商用バンの「キャラバン」など、現在でいう「AUTECH」シリーズ同様に幅広い車種に設定されたものですが、この「ハイパフォーマンススペック」は、内外装の変更に留まらず、エンジンチューニングまでもがなされたミニバンとしては異端のモデルだったのです。
エクステリアは通常のライダーと同じく、横基調の大型メッキグリルをメインとするメッキ加飾がプラスされるものとなっており、1990年代から2000年代初頭の流行を色濃く反映したもの。
ところがライダー ハイパフォーマンススペックには、これらのパーツに加え、専用チューニングとなるサスペンションに加え、フロント・リアクロスバー、ステップバー、フロントタワーバー、そしてYAHAMA社製のパフォーマンスダンパーをフロントに装着するボディチューンを実施。
さらにハイパフォーマンススペックでは2代目エルグランドに搭載されたV型6気筒 3.5リッターの「VQ35DE」型エンジンをベースに、ポート研磨を実施し、専用の低排圧マフラーを装着。
さらにイリジウムプラグや専用チューニングコンピューターを採用することで、ノーマル比+10PSの250PSを発生させていました。
また2WDモデルでは、ファイナルギアの変更やATシフトスケジュールも変更することで、チューニングエンジンの“おいしいところ”を使えるようにするなど、通好みのチューニングがなされていたこともポイントでした。
なお、3代目エルグランドにも2011年10月にハイパフォーマンススペックが追加されており、通常モデルの3.5リッターエンジン搭載車が280PSとなったことで、ハイパフォーマンススペックでは300PSの大台を達成。
もちろん足回りやボディ補強は先代型と同じくなされていたほか、足元には19インチの大径ホイールが与えられ、より迫力あるスタイルとなっていたのも特徴です。
そして、何よりここまで手が加えられたモデルを日産ディーラーで普通に購入することができ、ディーラーでメンテナンスも受けられたというのが、一番の驚きだったと言えるでしょう。

