【長雨&台風】「こんな状態でも稲刈りするしかない」コメ農家苦悩 出荷ピークのブドウ農家は…日照不足で甘さにばらつき 今後に期待【長野】
実りの秋を迎えた一方で、長雨がコメ農家を悩ませています。
稲刈りが思うように進まない中、雨の合間となった18日、長野県安曇野市では、ぬかるむ田んぼで収穫作業が行われました。
■コメ農家
安曇野市堀金の淺川拓郎さんの田んぼでは、長雨の影響で稲が倒れたまま稲刈りの時期を迎えています。
あづみのうか浅田 淺川拓郎 社長
「僕も農業始めて20年ぐらいになるけど、ここまで長雨が続くのは初めて。何とかぎりぎり品質を保っているという状況ですね」
カメラマン
「すごくぬかるんでいますね」
あづみのうか浅田 淺川拓郎 社長
「こんな状態でもどんどん稲刈りせざるを得ないので、もうどんどん(稲刈りを)進めていくしかない」
穂が水につかると、コメのつやが失われたり、稲から芽が出る「穂発芽」が起きたりするため、品質への影響が心配されています。また、収穫後の乾燥では、急激な乾燥によって、コメに亀裂が入る胴割れへの注意も必要です。
あづみのうか浅田 淺川拓郎 社長
「ずっと雨が続いていたので、これは神頼みしかないかなと思って、子どもに手伝ってもらって(てるてる坊主を)作りました。おかげで、これを作った次の日は晴れ間になって、願いが届いたかなと言うふうに思っています」
■ぶどうフェア
ところ狭しと並べられたブドウ。
長野市中条の「道の駅 中条」で、18日から「ぶどうフェア」が始まりました。
地元農家によるブドウの出荷がピークを迎えていて、多い日にはシャインマスカットやクイーンルージュなど、5種類が店頭に並ぶということです。
群馬から
「ドライブしながら、車でつまむという楽しみ方をしています」
新潟から
「初めてになるんで、買っていって自宅で味見してみたい」
フェアでは、地元産のブドウをぜいたくに使ったデザートも販売されます。
一方、生産現場では、この秋の長雨と気温の低さに頭を悩ませています。
長野市でシャインマスカットとクイ-ンルージュを栽培する宮尾芳雄さん。日照不足の影響で、同じ房でも場所によって甘さに差が出ているといいます。
ブドウ農家 宮尾芳雄さん
「食べてみ」
宮粼佳奈記者
「確かに、薄いかもしれないです」
一方、房の上の部分は…。
宮尾さん
「全然違うでしょ」
宮尾さんは、「昼夜の寒暖差が大きくなり、日光が当たれば、これから糖度もさらに上がる」と話します。
ブドウは収穫を急がず、木にならせておくことで甘みが増すため、今年は例年より長く旬の味を楽しめるかもしれません。

