鉄塔から転落死 四国電力送配電が遺族に回答手渡す 両親「納得いかない」【徳島】
9月、鉄塔から転落して亡くなった、四国電力送配電に勤める19歳の男性作業員の両親に対し、会社側は18日、事実関係の説明を求める要求書への回答を手渡しました。
「この度は大切なご子息をお預かりしているなか、このような事態になったこと、当社として重大に受け止めている」
「改めてお悔やみ申し上る」
この事故は9月9日、石井町高原に住む四国電力送配電社員の男性・19歳が、鉄塔の点検作業中、高さ40メートル付近から転落し亡くなりました。
これを受けて18日、会社側の担当者が両親の元を訪れ、要求書に対する回答を手渡しました。
回答には、現在、事実関係について社内調査を行っていること、今後、第三者委員会を設置して検証を行うことが記されています。
(男性の父親)
「一週間待ってこの答えはちょっと納得がいかない」
(男性の母親)
「自分たちの思っている回答ではなかった」
(四国電力送配電株式会社・青井久治 取締役)
「改めて深くお詫び申し上げます」
四国電力送配電は18日の午後、県庁で会見を開き、これまでの経緯を説明しました。
それによりますと、男性作業員が亡くなった直後から始めた文書などの調査に加え、16日からは職場の同僚などへの聞き取り調査を開始したということです。
しかし、パワハラの有無など事実関係については、「わからない」「調査中」といった答えに終始し、明確な回答を避けました。
一方で…。
(四国電力送配電株式会社・稲田 孝一郎 執行役員総務部長)
「ハラスメント自体は当社の中で、年に数件程度発生している」
社内ではこれまでにも、年に数件のハラスメントが発生している事実を明らかにしました。
四国電力送配電では、社内及び第三者委員会による調査結果の公表時期について、現時点ではわからないとしています。
厚生労働省や自殺の防止活動に取り組む専門家などは、悩みを抱えていたら自分だけで悩みを解決しようとするのではなく、専門の相談員に話を聞いてもらうなどしてほしいと呼びかけています。
