◆米大リーグ ホワイトソックス3-1タイガース(17日、米イリノイ州シカゴ=レートフィールド)

 ホワイトソックス村上宗隆内野手(26)が17日(日本時間18日)、本拠地・タイガース戦に「5番・一塁」で先発出場。復活を告げる決勝3ランを含む4打数2安打3打点と活躍し、チームはわずか一日でア・リーグ中地区首位に返り咲いた。78勝75敗でこの日は試合のなかったガーディアンズに並んだ。ホ軍はガ軍との直接対決を勝ち越していることから、同率でシーズンを終えた場合は上回ることになる。

 村上は0-0の初回2死一、三塁で迎えた第1打席で9日(同10日)の本拠地・パイレーツ戦以来、8試合ぶりの一発となる32号先制3ランを放った。シーズン32本塁打は2004年の松井秀喜(ヤンキース)を超え、25年の鈴木誠也カブス)に並んだ。先発左腕バルデスの94・6マイル(約152・2キロ)シンカーを振り抜くと、打球速度109・1マイル(約175・6キロ)、角度35度、飛距離423フィート(約128・9メートル)で中堅フェンスをオーバーした。

 8回1死では右腕マッデンから一塁線を破るメジャー初の三塁打。8月28日(同29日)の敵地・ツインズ戦以来、19試合ぶりのマルチ安打は追加点にはつながらなかったが、2本の長打は復活ののろしと言える。

 前日16日(同17日)、チームは地区優勝を争うガーディアンズに敗れて75日ぶりに首位の座を明け渡すなど重苦しい雰囲気が漂っていたが、村上のバットが吹き飛ばした。9月はこの日まで15試合で打率・096、2本塁打、6打点と不振を極めていたが、再び上昇気流に乗りそうな気配だ。

 2番を主戦場にしてきたメジャー1年目。最近は3番、4番を任されていたが、ベナブル監督は渡米後初の「5番」で起用。それが気分転換になったかのような一発で地元ファンをわかせた。この日は昨季まで使用していたシティコネクトユニホームを着ての一戦。“黒い村神様”が降臨し、投手陣も継投でこの3点を守り切った。