『クレヨンしんちゃん』ダウ90000・蓮見による脚本作、遂に放送!しんのすけ登場ほぼナシ、前代未聞の会話劇
アニメ『クレヨンしんちゃん』が、漫画リスペクトバラエティー番組『バズマンTV』からの熱烈オファーに応え、スペシャルコラボ企画が実現。
9月19日(土)放送のアニメ『クレヨンしんちゃん』の完全新作「ある午後の野原夫婦だゾ」の脚本を、芸人という枠を超えて今年、“演劇界の芥川賞”とも言われる「岸田國士戯曲賞」を受賞した気鋭の劇作家・蓮見翔(ダウ90000)が手掛ける。

蓮見が書き下ろした脚本は、主人公・しんのすけの登場はほぼナシで、母・みさえと父・ひろしによる“会話劇”という前代未聞の設定に。注目は、アニメサイドからの提案で実現した挑戦的な演出だ。
野原家のとある昼下がり、夫婦のリアルで他愛もないやりとりを、驚きの“ワンカットアニメーション”で描き切る。
◆しんのすけがいない野原家

©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK
9月19日(土)放送回でついにお披露目となる、蓮見翔の脚本による意欲作「ある午後の野原夫婦だゾ」。
しんのすけは外に遊びに行き、ひまわりはお昼寝をしていたある日の午後。みさえとひろしの2人は家でくつろぎながら、晩御飯の献立やクレヨンの匂いについて、またひろしの靴下に隠された“ある秘密”など、他愛もない会話をしていた。
劇中でも見慣れた野原家の居間だが、しんのすけたちがおらず、みさえとひろしの夫婦水入らずというシチュエーションが新鮮。子どもたちがいないとき、果たしてみさえとひろしはどんな会話を繰り広げているのか?
ファンならずとも気になる2人のリアリティあふれる日常風景が“ワンカット”で切り取られ、これまで見たことのない野原夫婦の新たな一面を浮き彫りにする。
◆声優陣も絶賛する前代未聞のエピソード
30年以上の歴史を誇る『クレヨンしんちゃん』にとっても、まさに前代未聞の挑戦的なエピソードとなった今回の「ある午後の野原夫婦だゾ」。
アフレコに挑んだひろし役の森川智之は、「30年以上続いてきた歴史の中で、しんちゃんチームはまだまだアイデアが豊富で、新しいことができるコンテンツなんだなと改めて驚きました」と目を丸くする。
一方、みさえ役のならはしみきも「まさか夫婦2人きりの長ゼリフ会話劇だとは思いませんでした(笑)。昔の深夜番組のような実験的で面白い試みだなとワクワクしました!」と、すっかり“蓮見脚本”に魅了された様子。
さらに、かねてより好きだった『クレヨンしんちゃん』の脚本を初めて執筆するにあたって「自分にしか書けない脚本を」と意気込んでいた蓮見は、「普段の自分の作風でもあるワンシチュエーションで、リビングでのひろしとみさえの日常会話だけを描くことにこだわりました」と脚本に込めた想いを語っている。
◆森川智之(野原ひろし・役)コメント
--アニメ『クレヨンしんちゃん』のレギュラー放送史上初、アニメとしても珍しい演出かと思います。率直に、どのように感じられましたか?
最初にお話を伺ったときは、どんな内容になるのか想像がつきませんでした。実際に台本を読んで「これはすごいな」と驚きましたね。
30年以上続いてきた『クレヨンしんちゃん』の歴史の中で、これまでも様々な挑戦がされてきたと思います。僕自身ひろし役を担当して今年で10年目になりますが、藤原啓治さんが演じられてきた時代も含め、常に新しいことに挑んできた作品です。
だからこそ「しんちゃんチームはまだまだアイデアが豊富で、新しいことができるコンテンツなんだな」と改めて実感し、本当にすごいなと思いました。
--実際にアフレコをされてみて、いかがでしたでしょうか。
演じていてめちゃくちゃ面白かったです!「これがお茶の間に流れた時、どういう反応になるのかな」とワクワクしました。子どもたちは「パパとママがずっと喋ってるよ!」と言うのか、それとも黙って見入ってしまうのか、想像するだけで楽しかったです。夫婦二人きりになると自然とトーンが落ち着いて、リアルな空気感が出せたと思います。
僕自身、子どもの頃に親の寝室から壁越しに聞こえてきた“普段とは少し違う親同士の会話のトーン”が記憶によみがえってきて、ちょっとゾクゾクしましたね。
--今回描かれたエピソードの中で、ひろしらしさを感じたところを教えてください。
みさえがガンガン来るのを、うまく日常の中で「かわす」ところですね(笑)。全体を通してひろしっぽさが出ていたと思います。また、ならはしさんとは長年ご一緒させていただいているので、口の動きのタイミングだけでなく、二人の“生きた間(ま)”が自然と作れたのも良かったです。
--本エピソードを通じて、改めてみさえの魅力を感じたことを教えてください。
「いつも頑張ってもらっているな」というみさえへの感謝の気持ちを改めて感じました。普段は言葉にしていなくても、自分はいつもみさえに支えてもらっているんだな、と実感できるやり取りでしたね。
--蓮見翔(ダウ90000)さんの脚本に、『クレヨンしんちゃん』への愛を感じた部分を教えてください。
セリフがすーっと自然に入ってきて、とてもやりやすかったです。蓮見さんの中に、すでにひろしとみさえの夫婦像がしっかり落とし込まれているんだと感じました。
ずっと居間で会話しているワンシチュエーションの中で、カレーやクレヨン、焼き鳥と靴下といった話題が展開していくのですが、時間の使い方が本当にお見事です。ある意味“どうでもいい会話”を、ここまで引き込まれる会話劇に仕上げてくださったのは、蓮見さんの深いしんちゃん愛があってこそだと思います。
大好きな作品なら、しんのすけやシロ、ひまわりをメインにしたくなるところを、あえて夫婦二人の会話劇に絞った着眼点も納得の素晴らしさでした。
--視聴者の皆様にメッセージをお願いいたします。
これまでにない挑戦的な回になっています(笑)。子どもたちがどう受け止めるかも楽しみですし、大人の皆さんには夫婦のリアルな空気感を味わっていただけたら嬉しいです。
これが好評だったら、夜10時過ぎに子どもたちが寝静まった後の夫婦を描くスピンオフ「アフタークレヨンしんちゃん」や、区役所で二人だけで延々と手続きを待つ話なんかもやってみたいですね(笑)。ぜひご家族そろってお楽しみください!
◆ならはしみき(野原みさえ・役)コメント
--アニメ『クレヨンしんちゃん』のレギュラー放送史上初、アニメとしても珍しい演出かと思います。率直に、どのように感じられましたか?
最初は芸人さんとのコラボと聞いていたので、劇中のテレビで芸人さんが漫才をしていて、それを二人で見ながら話すのかなと勝手に想像していました。
台本をいただいて二人きりの長ゼリフ会話劇だと知ったときは、「しんちゃんでこれ大丈夫かな!?」と思いつつ(笑)、昔の深夜番組のような実験的で演劇っぽいコントの雰囲気が好きだったので、「面白い試みだな!」とワクワクしました。
--実際にアフレコをされてみて、いかがでしたでしょうか。
森川くんが普通に自然体で喋ってくれるので、こちらも自然と会話が成立して、大変というより普通に楽しかったです!
実際のリアルな生の会話を目指すなら、もっと二人が同時に喋って被ったり、ぐちゃぐちゃした間があっても面白かったかもしれませんが、アニメの絵と尺がありますからね(笑)。演じている側としては本当に楽しい収録でした。
--今回描かれたエピソードの中で、みさえらしさを感じたところを教えてください。
みさえは本当にマイペースですが、何かその場でムカついても数秒後には忘れてしまうような、根に持たないハッピーな人だなと改めて思いました。突拍子もないことを言うけれど、本人はそれに執着しないのが面白いですよね。
劇中に出てくる図工室のくだりがすごく好きで、独特な発想に「こんなこと考えているんだ!」と笑ってしまいました。
--本エピソードを通じて、改めてひろしの魅力を感じたことを教えてください。
やっぱりひろしは優しいですね。みさえが突拍子もないことを言っているのに、ちゃんと真面目に考えて答えてくれたり、少し落ち込み気味に「うん…」と相槌を打ってくれたり(笑)。
森川くんとは『しんちゃん』の前からも共演が多く長い付き合いなので、何を投げかけても受け止めてくれる安心感があって、とてもやりやすかったです。
--蓮見翔(ダウ90000)さんの脚本に、『クレヨンしんちゃん』への愛を感じた部分を教えてください。
夫婦のリアルな日常が描かれていて、あえて今スポットが当たりにくいひろしとみさえを丁寧に書いてくださったなと感じました。セリフを口にしていても違和感が全くなくて、すんなり会話ができました。
蓮見さんがラーメンズさんをお好きだと知って、私も昔から小林賢太郎さんの舞台を観に行くほど大好きだったので、シュールなものが好きな感覚に通じるものを感じましたね。20代の若い方が、こうして違和感のない夫婦のリアルな掛け合いを書けるのは本当にすごいと思います。
--視聴者の皆様にメッセージをお願いいたします。
見ているお子さんは「しんちゃんが出てこない!」とびっくりするかもしれませんが、お父さんやお母さんには「うちもこういう他愛もない会話するよね」と共感していただけると思います。「子ども向けだと思っていたけれど、こんなしんちゃんもありなんだ!」と大人の方にも楽しんでもらえたらうれしいです。
最初見たときは意味が分からなくても、何年か経って大人になってから見返したときに「めちゃくちゃ面白い!」と感じてもらえるような、記憶に残る一本になればと思います。
◆蓮見翔(ダウ90000)コメント
今回のお話をいただいたときは「本当に!?」と驚きました。というのも、僕にとって『クレヨンしんちゃん』は、人生の節目というよりずっと生活の中に当たり前にある存在だったからです。
僕を含めて、多くの人に愛され続けている作品に自分の考えたものが入っていいのかと緊張しましたが、脚本家として夢のような機会なので本当に光栄でした。
せっかく自分が書かせていただくので、普段の自分の作風でもあるワンシチュエーションで、リビングでのひろしとみさえの日常会話だけを描くことにこだわりました。事件も起きず、しんちゃんもほとんど出てこない、アニメなのに絵があまり動かないという挑戦的な内容ですが、単純に僕自身がこの2人の会話を見てみたかったんです。
毎週、楽しみに見ている子どもたちや大人のファンの方々に失礼のないよう精一杯書きましたので、皆さんの記憶に残る一本になればうれしいです。
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