◆米大リーグ レッズ2-8ドジャース(17日、米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク)

 ナ・リーグ西地区優勝へのマジックを「1」としていたドジャースが17日(日本時間18日)、敵地でレッズに快勝して、22年から5年連続となる地区優勝を決めた。

 マジック1で迎えた前日16日(同17日)は先発したスネルが1回19球を投げただけで左股関節の張りを訴えて緊急降板。思わぬアクシデントで緊急の「ブルペンデー」となって敗れ、2位のパドレスが勝ったため、優勝決定は持ち越しとなった。

 この日は、初回にタッカーの16号2ランで幸先よく先制。2回にはフリーマンの中犠飛などで2点を追加してリードを4点に広げた。さらに4回も4安打を集めて3点を奪って7-0と大量リード。先発のロブレスキは予定されていた3回を1人の走者も出さないパーフェクト投球で抑えて、4回からはブルペン陣にマウンドを託した。

 ナ・リーグの球団史上初となるワールドシリーズ3連覇を目指した今季は、故障者続出に悩まされた。開幕直後からエース格のスネル、グラスノーが次々離脱。一時はベッツも戦列を離れ、6月からは正捕手のスミスも首を痛めて9月まで負傷者リスト(IL)に入った。守護神として期待されたディアスも右肘手術を受けるなど2度も離脱。そしてついに9月には大谷翔平投手(32)も左膝、右上腕二頭筋、首などのコンディション不良でIL入りとなった。後半戦は投手としての登板はなく、現在は遠征にも帯同しておらず、大谷不在の中優勝の瞬間を迎えた。

 通常のチームであれば、エース格2人、正捕手、守護神、チームの顔が離脱となれば一気に失速してもおかしくなかったが、層の厚さを見せ、ロバーツ監督を中心とした現有戦力のやりくりで首位を独走していった。

 先発では誰もが認めるエースに成長した山本由伸が14勝を挙げ、リリーフではベシア、エンリケス、ドライヤー、スコットらがフル回転。打線ではパヘスが2番に入るまでに成長し、ベッツ、フリーマン、マンシー、タッカー、T・ヘルナンデスらも決して本調子ではなくとも、勝負所では意地を見せた。

 2013年以降の14年間では21年をのぞく13度目の優勝。ワールドシリーズ3連覇へ向けてまずは地区優勝を果たして、挑戦権をつかんだ。現時点でも大谷、パヘス、ディアス、朗希、エンリケスらがIL入りしているが、真の強さを証明する時でもある。