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 ◇パ・リーグ ソフトバンク4-0オリックス(2026年9月16日 京セラD)

 マウンド上で気迫がほとばしった。ソフトバンク・上沢が粘ってゼロを並べ、チームの勝利につなげた。

 「変化球の精度が良くなくて球数が増えてしまったが、粘れて良かったと思います。しっかり最少失点で抑えていけば打ってくれるチーム。僕に勝ちがつかなくてもチームが勝てばいい」

 6回を投げて7安打無失点。ともに8勝を挙げている九里との投げ合いで、お互いに譲らなかった。毎回安打を許し、3回を除き得点圏走者を背負うも112球の熱投で踏ん張った。0-0で迎えた6回2死一、三塁では本領を発揮する。「体の動きが良かった。今日いいボールを使おうと思った」。麦谷に対して直球勝負。150キロ超を4球続けて投げ込み、最後は空振り三振を奪う。マウンド上で力強く雄たけびを上げた。

 ピンチを招いてもギアチェンジして得点を許さない。自身の勝ち星を積み上げることはできなかったが、ここぞの場面で大きな武器を発揮した。「最後は気持ちで何とかするしかない。ボールに宿ると思っている」と口にしている背番号10。この日も走者を背負いながら仁王立ちした。(木下 大一)