インドで発表されたスズキ「ジクサー250」2027年モデル

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スズキが培ってきた独自技術を随所に投入

スズキの子会社であるスズキ・モーターサイクル・インディア・プライベート・リミテッドは、2026年9月7日、「ジクサー250」の2027年モデルを発表しました。

 ジクサー250は、249ccの単気筒エンジンを搭載したライトウエイトスポーツモデルで、スポーティな走りと日常での使い勝手の高さを兼ね備えたモデルとして位置付けられています。

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 エンジンには、スズキ独自の油冷技術「SOCS(Suzuki Oil Cooling System)」を採用した単気筒 SOHC4バルブ仕様が用いられています。最高出力は19kW(26PS)を発揮し、低回転域では粘り強いトルク感、中高回転域では軽快な加速感を提供します。高い動力性能と優れた環境性能の両立を目指して開発されたエンジンです。

 SOCSは、エンジンの燃焼室周辺にオイルジャケットと呼ばれる冷却回路を設け、オイルクーラーで冷やしたオイルを高速で循環させる仕組みです。この回路は潤滑系統から独立しており、オイルジャケット内部には「バウンダリーレイヤーブレーカー」と呼ばれる突起を配置することでオイルの流れに乱れを生み出し、冷却効率をさらに引き上げています。

 オイルクーラーはサイズが最適化されており、渋滞時など走行風が期待できない状況に備えて電動冷却ファンも搭載されています。加えて、ピストンスカートにはシナジーサークルテクスチャコーティングが施され、油膜を維持しながら縦溝で余分なオイルを排出することでフリクションロスを抑えています。

こうした軽量なエンジンがジクサー250の車体と組み合わさることで、ライトウエイトスポーツならではの走行感覚が実現されています。

 外観では、力強いタンク形状と流れるようなシュラウドが、フロントからリアにかけての抑揚あるシルエットを形成しています。

 標準装備のアンダーカバーはエッジの効いたデザインで、低く構えた力強い印象をさらに際立たせています。薄型でコンパクトなLEDヘッドライトは上下3分割のデザインを採用し、ジクサーシリーズらしい個性を主張します。テールランプもLEDリアコンビネーションランプが採用されており、夜間の視認性を高めています。

 デュアルテールエンドのショートマフラーはシルエットに自然に溶け込み、サテンメッキを施したエンドカバーが質感を高めるとともに、低中速域での力強さと上質なサウンドを生み出しています。

 ライダーをサポートする装備も充実しています。ハンドルにはバーハンドルが採用され、アップライトなライディングポジションにより日常での扱いやすさと走る楽しさを両立しています。

 インストルメントパネルにはフル液晶ディスプレイが採用され、バータイプのタコメーターやデジタルスピードメーター、ギアポジションインジケーター、燃料計、電圧計、時計といった情報が一目で確認できます。ディスプレイの左右には各種インジケーターに加え、任意の回転数で点灯または点滅させられる RPM インジケーターも備わっており、スポーティな走りを楽しむ際にも役立ちます。

 実用面では、初回1000km、以降は6000kmごとにオイル交換時期を知らせるオイルチェンジインジケーターが搭載されており、メンテナンスの管理が容易です。また、スズキイージースタートシステムによりワンプッシュでのエンジン始動が可能で、ECM(エンジンコントロールモジュール)が始動状況を自動で検知し、スターターモーターを適切に停止させます。

 カラーバリエーションは、新色の「グラススパークルブラック/メタリックオルトグレー」に加え、継続色の「メタリックトリトンブルー/グラススパークルブラック」と「グラススパークルブラック」を合わせた全3色が設定されています。

 現地価格は18万4517ルピー(日本円で約29万円/9月中旬のレート)となっており、充実した装備内容を考慮すると手が届きやすい価格帯に設定されています。

 スズキが培ってきた独自技術を随所に投入したこのモデルは、ライトウエイトスポーツとしての完成度をさらに高めた一台と言えるでしょう。