千賀滉大 NYに愛される元同僚にメモリアル弾許し今季8S目逃す「ピッチコムが聞こえないくらい声援が」
◇インターリーグ メッツ5-7オリオールズ(2026年9月15日 ニューヨーク)
メッツの千賀滉大投手(33)は15日(日本時間16日)、本拠でのオリオールズ戦で3-2とリードした9回から4番手として登板。1死から昨季まで同僚だったアロンソに同点の36号ソロを許し、8セーブ目を挙げることはできなかった。リリーフに配置転換後は7度のセーブ機会をすべて成功させていた千賀にとって初めてのセーブ失敗。試合は延長11回、オリオールズが勝利を収めた。
メジャー移籍初年度の23年から3年間、チームメイトだった元主砲に手痛い一発を許した。カウント2-0から甘く入ったフォークボールを左翼に運ばれ「絶対長打はダメと思って投げて打たれた。シチュエーション、場面はもちろん理解している中で打たれた」と悔しさを隠さなかった。
メッツ時代に通算264本塁打を放ったアロンソは昨オフ、FAでオリオールズに移籍。シティフィールドに相手チームの選手として初めて戻ってきた今シリーズでは、その一挙一動に大歓声が浴びせられた。その様子は「ピッチコムが聞こえないくらい声援が凄かったので、だから本当にスターだなと」と千賀も感心したほどだった。
アロンソにとっては、メジャーデビューから7年間を過ごした思い出の球場で放った通算300号本塁打。アロンソはメモリアル弾の後、メッツファンの歓声に応え、敵地の選手としては異例のカーテンコールまで行った。引き立て役になってしまった形の千賀は「(大歓声は)ピート(アロンソ)以外ならちょっとビックリするけど、ピートならって思える。それくらい彼は愛されていた。だからこそ打たれたくなかったと思います」と最後まで反省の弁を続けた。(ニューヨーク・杉浦大介通信員)

