「3パターンのコーディネート」だけ決めれば悩まない。40代、毎日がラクになった服選びアイデア
少ない服で、おしゃれに着まわせる工夫を紹介します。自分の服装をふり返り、「ほとんど3パターンしか着ていなかった」と話すのは、服やメイクのイラストが人気のヤベミユキさん。ここでは、3足の靴を使ったパターン別のコーデを教えてもらいます。

靴をベースに「コーデを制服化」で迷わない
以前の私は、洋服を買うこと自体が大好きでした。季節が変わるたびに新しい服を探して、いろいろな着こなしを楽しんでいました。
ところが40代に入った頃から、今まで似合っていた服がなんとなくしっくりこなくなり、いわゆる「おしゃれ迷子」に。買っては失敗することも増え、少しずつ服とのつき合い方が変わってきました。
最近は、服を増やすことよりも「今ある服を心地よく着ること」を大切にするようになりました。この夏の自分の服装をふり返ってみても、ほぼ3パターンしか着ていません。

「少ない服でも困らない」「制服化するとラク」という話は以前から聞いたことがありました。
でも、実際に自分がそうなってみると、本当に困らないことにちょっと感動。しかも、最初から「服を3パターンにしよう」と決めたわけではありません。気づいたら、その日の予定や天気に合わせて靴を選び、そこからいちばんしっくりくる服を合わせていました。
そうして自然とできあがっていたのが、「きちんとの日」「雨の日」「猛暑の日」の3パターンでした。
パターン1:「きちんとの日」はデニム+パンプス

学校の保護者会や、仕事の打ち合わせ、展示会に招待いただいたときなど、人と会う予定がある日に選ぶのがこちら。デニムツイードのノースリーブブラウスとワイドデニムに、黒のフラットパンプスを合わせています。
普段、自宅で仕事をする日はTシャツやヨガパンツなど、かなりラクな格好で過ごしています。その分外で人と会う日は、ある程度きちんと見せたい。とはいえ、学校行事や仕事の日は歩くことも多いので、動きやすさも譲れません。
上下デニムでも、セットアップにしたり、足元をパンプスにするだけで少しキレイめな印象に。バッグも黒で合わせて「ラクだけどきちんと」の、私にとってちょうどいいバランスが完成します。
パターン2:雨の日はスニーカー+好きな赤

雨の日は、赤いブラウスに黒の花柄スカート、白い靴下と黒のスニーカー。濡れても気になりにくく、歩きやすいスニーカーをまず選び、そこからコーディネートを決めています。
雨の日はどうしても実用性優先になりがちですが、赤は私がずっと好きなカラーで、天気が悪い日こそ好きな色を着ると、ちょっと気分が上がります。
そして、この組み合わせにはもうひとつ、今の私の服選びがよく表れています。それは、無理に着まわさないこと。赤いブラウスも花柄のスカートも、ほかの服と合わせることはできます。でも、私のなかではこの組み合わせがいちばん好き。
以前は「せっかく買った服だから、いろいろ着まわした方がいい」と思っていました。でも、無理に違う組み合わせをつくってなんとなくしっくりこないなら、いちばん好きな組み合わせで着ればいいと思っています。
パターン3:猛暑日は黒ワンピース+サンダル

そして、考えるのもイヤになるほど暑い日は、1枚で完成する黒のワンピース。ここ数年の夏は、とにかく暑い! 重ね着をしたり、いろいろ組み合わせたりする余裕がない日も増えました。
そんな日は、風がとおるワンピースを1枚着て、足元はサンダル。これだけです。とにかく涼しくラクなのに、黒ならカジュアルになりすぎず、日傘が映えるところもうれしいポイント。
以前なら「シンプルすぎるかな?」と思ったかもしれません。でも最近は、服そのものをたしていくより、シンプルな服を気持ちよく着られることの方が心地よく感じます。
「着まわさなきゃ」をやめたら、3パターンで十分だったということです。
その服がいちばんすてきに見える組み合わせを決める
こうして3つを並べてみてあらためて気づいたのは、私は「少ない服をたくさん着まわしている」のではないということです。むしろ、その服がいちばんすてきに見える組み合わせを決めて、セットごとくり返し着ています。
役割の違う3セットがあれば、無理に着まわさなくても十分。服選びにも迷わなくなりました。この考え方は夏だけではなく、ほかの季節も同じ。夏の「猛暑の日」が、冬なら「とにかく寒い日」に変わるくらいです。
服を減らそうとがんばったわけでも、制服化を目指したわけでもありません。今の暮らしに合うもの、自分がいちばん好きな組み合わせを選んでいたら、自然とこの形に落ち着いていました。
「なにを買おう?」から始まっていた服選びが「今日は、いつものどれにしよう?」に。今の私は、それが心地いいと感じます。
