大谷翔平にリードオフマンとしての「意外な価値」 ロバーツ監督が「1番固定」の理由を明かす
右上腕や左膝に加えて首にも故障を抱え満身創痍のドジャース・大谷翔平(32)が、日本時間8日のレッズ戦で5試合ぶりに「1番・DH」でスタメン復帰。相手先発のサイ・ヤング賞候補右腕バーンズに封じられるなど、3打数無安打2三振1四球に終わった。
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試合後、8月18日のロッキーズ戦以来、約3週間ぶりに報道陣の取材に応じた大谷は投手復帰の可能性について「ほとんどないと思う」と苦しい胸の内を明かした。今後は打者に専念してポストシーズンを迎えることになるため、「今はバッティングの方に集中したいなと思っています」と話すなど、リードオフマンとして持ち前の長打力と機動力を発揮してチームに貢献したいと語った。
今季のド軍は選手の状態によって臨機応変に打順を組み替えてきた。大谷とともに不動の1、2番コンビを形成してきたMVPトリオの一角であるベッツを極度の打撃不振を理由に6番に降格させるなど、大ナタを振るったこともある。会見で米国人記者から「これまで打線の流れを良くするために、他の選手の打順を動かしてきた。なぜ、大谷だけは不動なのか」と質問されたロバーツ監督は、こう断言した。
大谷は長打力が注目されるものの…
「彼は我々の最高の打者だからだ。最高の選手には最も大きな裁量を与えるべきだ。それが答えだ」
エンゼルス時代の2023年には日本人初の本塁打王となり、ド軍移籍後2年連続で50本塁打以上を放っている大谷は長打力が注目されるものの、実はリードオフマンとしても非常に優秀な成績を残している。1番打者は相手投手の球筋を同僚に見せるため、一球でも多く投げさせることを求められる。今季の大谷は1打席あたり、相手投手に投げさせた球数は3.81。チームではフリーマン4.11、パヘス4.05に次いで3番目。MLB平均は3.8~4.1で、ナ・リーグ東地区首位のブレーブス・アクーニャ3.9、同中地区首位ブルワーズ・チョーリオ3.82とライバル球団のリードオフマンと遜色ない。
大谷はメジャー13位の80四球に加え、申告敬遠は同2位の16と歩かされるケースも少なくないため、ОBP(出塁率).380は同7位(リーグ5位)。11盗塁は数こそ少ないものの、6年連続2ケタ盗塁を記録する脚力はもちろん健在だ。
8月19日のロッキーズ戦で30号本塁打を放って以来、ド軍移籍後ワーストとなる13試合、64打席連続ノーアーチ。コンディション不良もあって打撃の調子が上がらないものの、投手復帰を断念した今後はますますリードオフマンとして存在感を発揮しそうだ。
なお、大谷は9日のレッズ戦のスタメンを外れ、フリーマンが「4番・DH」に入った。ロバーツ監督によれば、大事を取っての休養。代打での出場は可能で、あす10日には再度、スタメン復帰するという。
