イラン側、ホルムズ海峡の外側に「進入禁止海域」を設定へ…米軍との緊張が一層高まる恐れ
【テヘラン=吉形祐司】イラン最高安全保障委員会のモフセン・レザイ事務局長は6日、国営テレビの番組で、ホルムズ海峡の外側に「進入禁止海域」を設定する方針を明らかにした。
近日中に発表するという。イランはホルムズ海峡の封鎖を継続していると主張しており、米軍との緊張が一層高まる恐れがある。
レザイ氏は、進入禁止海域はアラビア海北部やペルシャ湾の一部を含むと説明。違反船のリストを作成するとしており、「船主らは船舶保険など深刻な運航費用の問題に直面するだろう」と述べた。具体的な措置内容には触れなかった。
一方、「米国の脅威や攻撃がなければ、ホルムズ海峡を開放することを約束する」と述べた。イランが言及する「開放」は、自国の管理下での船舶の通航を意味しており、海峡の支配権は譲らない姿勢を改めて明確にした形だ。
また、ホルムズ海峡の暫定的な新航路についてオマーンと合意しており、近く署名されるとの見通しも示した。この新航路を通過する船舶の海峡への出入りについては、「イランが担当する」と強調した。
