1日、キーウで、ロシア軍の無人機攻撃により損傷した集合住宅=ロイター

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 ロイター通信などによると、ウクライナ侵略を続けるロシア軍は1日、6日連続でウクライナの首都キーウとその近郊を攻撃し、少なくとも12人が死亡し、21人が負傷した。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は1日夜の演説で、「ロシア領空は事実上閉鎖される」と宣言し、報復攻撃を示唆した。

 首都キーウでは鉄道設備などが狙われ、鉄道員6人を含む計8人が犠牲となった。キーウ近郊では集合住宅が損壊するなどし、計4人が亡くなった。

 露軍が首都周辺への攻撃を強化した結果、キーウでは昼夜問わず空襲警報が鳴る状態が続いている。特に最近はジェットエンジンを搭載した新型無人機が多用されるようになり、迎撃が困難なために被害が拡大している。

 ゼレンスキー氏は1日の演説で、ロシアの空港を利用する民間航空会社などに対し、「ロシアの領空が安全だった日々は終わった」と警告した。ただ、民間旅客機などを意図的に攻撃する意図がないことを強調した。ゼレンスキー氏は8月末にも、毎日1000機の無人機でロシアを攻撃するように指示したと発言しており、大規模攻撃の準備をしているものとみられる。

 タス通信によると、ロシアのプーチン大統領は2日未明、露上空を飛行する航空会社に危険性を警告したゼレンスキー氏の発言について「国家によるテロの宣言にほかならない」と批判した。訪問先の中央アジア・キルギスで記者団に述べた。

 ウクライナがロシアに交渉再開や首脳会談を求めていることに触れた上で、「テロリストとは交渉は行わない」と強調した。

 ウクライナへの侵略で損耗した露軍の兵員を補うため、9月18~20日に予定される下院選後に新たな動員が行われるとの見方については「でたらめだ」と述べ、否定した。