向こう一週間は、全国的に雨の降る日が多くなる見込みです。2日(水)は北海道と東北で、3日(木)から6日(日)頃は関東から九州などの広範囲で、長期間にわたって警報級の大雨となるおそれがあります。台風24号の動きが遅く、その後もさらに影響が長引く可能性が考えられます。先日大雨に見舞われた北陸でも、再び大雨となるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に注意・警戒してください。

台風24号が発生 動きが遅い

9月1日の午前9時、日本の南の海上で台風24号「クロヴァン」が発生しました。1日の15時現在、台風はほとんど停滞しています。

台風の年間発生数の平年値は25.1個ですので、今年はいかに数が多いかがわかります。なお、これまで台風の発生が最も多かった1967年は、年間39個の台風が発生しました。同年は8月末の時点で22個の発生でしたので、今年はそれを上回るハイペースです。

肝心なことは日本に影響があるかどうかですが、今回は影響があるだけではなく、動きが遅いため、影響が長期化する心配があります。

台風+秋雨前線 前線の活動が活発に

こちらの週間天気図において、台風24号は「低」と表現されています。台風は3日(木)以降、沖縄から奄美の近海を北上した後、同じような場所に停滞する可能性があります。一方、本州付近に停滞する秋雨前線に向かって台風由来の暖かく非常に湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になる見込みです。

前線が多少南北に動くことはあるものの、「同じような気圧配置が続く=天気があまり変化しない」ことが怖いところです。台風と秋雨前線のセットは、これまでに何度も大雨をもたらしたことがあり、今回も例外ではありません。

関東~九州の広範囲で警報級大雨のおそれ

2日(水)は、北海道や東北の日本海側を中心に雨が降り、午前中はカミナリを伴って激しく降る所もあるでしょう。竜巻などの激しい突風やひょうを伴うおそれがあります。関東や近畿などの内陸部でも、激しい雨や雷雨の所がある見込みです。

3日(木)以降は広く断続的に雨が降り、カミナリを伴って非常に激しく降る所があるでしょう。北陸では、先日の大雨からまだほんの数日しか経っていませんが、3日(木)と4日(金)は再び警報級の大雨となるおそれがあります。そのほか、関東甲信や東海、近畿、中国地方、四国、九州なども、6日(日)頃にかけて警報級の大雨となる所があり、その後もさらに長引く可能性があります。

この期間(6日18時まで)で特に雨量が多く予想されるのは、九州山地の東側斜面(宮崎県・大分県)、四国山地の南側斜面(高知県・徳島県)、紀伊山地の南東側斜面(和歌山県南部・奈良県南部・三重県)です。場所によっては500ミリ以上の記録的な大雨となるおそれもあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に注意・警戒してください。

関東から九州の各地では、雨が強まるまでまだ時間があります。避難経路はどの道が安全かを確認したり、避難時に持ち出すものを準備したりするなど、いざという時に素早い判断が出来るよう、備えておきましょう。

災害を前に 今 何をすべきか

いざという時のために、自分でできる備えがあります。ライフラインが断絶した場合に耐えられるよう、以下の3つのことを、事前に確認しておいたり、備えておいたりしてください。

①暴風で電柱が倒れたり、電線が切れて夜間に停電になったりすることがあります。懐中電灯を準備し、点灯するか確認しておきましょう。
②断水になった場合に備えて、飲料水を確保するのはもちろん、浴槽に水を張るなど生活用水も確保しておきましょう。
③避難場所で、数日間、過ごすことを想定し、非常用持ち出し品の準備や、食料の確保をしておきましょう。

また、普段から、避難場所や避難経路を確認しておくのはもちろん、家族で、緊急の場合の連絡手段と、その方法を話し合い、落ち合う場所などを決めておくのも大切です。