一周忌を迎えた女優・遠野なぎこさんの“現在”とは(右・ブログより)

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 女優・遠野なぎこさん(享年45)が亡くなってから、今年7月に一周忌を迎えた。

【写真を見る】遠野さんが亡くなった自宅マンションの現在の様子。いまだにカーテンが閉まった状態になっている。本人は摂食障害などに苦しんでいた

 6歳で子役デビューし、ドラマや映画に限らずバラエティなどでも活躍した遠野さんの訃報が伝えられたのは、2025年7月。この年の2月からフリーランスとなっていた遠野さんは、同年6月27日付のブログで「鶏肉の照り焼き」を料理したとみられる動画を投稿。以降の更新が途絶えていた中、翌月3日に自宅マンションで遺体が発見された。芸能関係者が語る。

「その後のDNA鑑定により、遺体は遠野さん本人と確認されました。同年7月17日に『遠野なぎこ 親族一同』の書き込みとしてブログに『訃報のお知らせ』が公開され、死因は『事故によるもの』だったことも明らかになりました。

 生前の遠野さんは3度の結婚と離婚を経験し、猫と暮らしながら摂食障害や心の病と向き合っていました。過去に母親から受けた虐待に苦しんでいたことも知られています。自宅を訪れたヘルパーさんがきっかけで遺体発見につながったものの、孤独死となってしまったことは残念でなりません」

 一周忌を迎えた今夏。しかし、死後の手続きや整理が「いまだに終わっていない可能性がある」と、業界関係者は悩ましげに語る。

「長らく家族とも疎遠だった遠野さんは、ほとんど身寄りがないと言える状態でした。

 遠野さんが亡くなった後、彼女が出演した作品の印税や再使用料などについて、各社確認したい事項があったのですが、関係者の連絡先も一切不明で、問い合わせられていない状況が続いているそうです。本人は緊急連絡先としてある親族の名前を伝えていたそうですが、その親族とも連絡がつかないと聞いています」

 その一方で、不思議な現象も起こっているという。別の知人が語る。

「遠野さんの遺体が発見されたマンションの部屋は、現在も空き部屋のまま。当該の部屋のポストには、いまだに遠野さん宛の郵便物が入っている状況です。

 さらに、遠野さんの携帯電話も解約されていないようで、かけると留守電につながります。契約が続いている状態だとすると、その料金は誰かが支払っているのか。それとも、遠野さんの口座がいまだに凍結されていないのか……」

 遠野さんの「死後の手続き」が行われていない可能性について、行政書士の中田多恵子氏が語る。

「仮に親族が法定相続人でかつ相続放棄をしていないのであれば、その親族が相続に関する手続きを進めなければいけません。故人の携帯電話が1年以上たっても解約されておらず、部屋もそのままになっているという状況からは、通常の相続手続きが進んでいない可能性があります。

 法定相続人が相続放棄をし、他に相続人がいなければ、部屋や預貯金、債務などの処理を行う人がいなくなる。その場合、大家や債権者などの利害関係人が家庭裁判所に申し立てることによって、相続財産清算人が選任される場合があります。そうした作業が進めば、携帯電話や部屋の作業も行われるのではないか」

 一周忌を迎えた遠野さんが、せめて安らかであることを祈るばかりだ。