加入2日でスクランブル出場を果たしたマルムシュ。スパーズの新エース候補は持ち味を存分に発揮したが…。(C)Getty Images

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 現地8月29日、プレミアリーグ2節でトッテナム・ホットスパーは本拠地でニューカッスル・ユナイテッドと戦い、0-2の敗北を喫した。1週間前の開幕戦でブレントフォードに0-3で完敗し、これで2戦連続の完封負け。史上最大規模の650億円補強を敢行したスパーズだが、いまだ攻守の歯車は噛み合っていない印象だ。

 ミッドウイークのカラバオカップでチャールトン(2部)を相手に5-1の快勝を収め、上昇ムードを漂わせていたトッテナム。マンチェスター・シティから獲得したFWサビーニョがいきなり2得点を挙げるなど好材料も見られたが、週末の相手となったニューカッスルはやはり一筋縄ではいかない難敵だった。

 スパーズは同じくマンCからレンタル移籍で迎え入れたFWマルムシュをさっそくスタメン起用。右SBペドロ・ポロやCBファン・デフェンらワールドカップ組もいよいよプレミア復帰を果たし、CBファン・ヘッケやMFトナーリ、MFマテウス・フェルナンデスら新戦力との連携プレーに注目が集まった。

 立ち上がりこそ敵陣でボールを回せなかったスパーズながら、徐々にトナーリがパスワークの中心として存在感を示すと、試合のペースを握っていく。FWテルやペドロ・ポロが好機を掴めば、マルムシュも力強いボール運びで攻撃に厚みに加えていった。
 
 だが、後半になると攻撃は個人頼みの単調なものとなり、62分にカウンターからFWエランガにあっさりと先制を許してしまう。デ・ゼルビ監督は68分にMFモア、DFウドギー、そして半年ぶりの実戦復帰となるFWクドゥスを同時投入。押し込む流れを創出したもののビッグチャンスを得るには至らず、72分、CKのこぼれ球をFWウィサに蹴り込まれてリードを広げられた。

 その後も自陣で鉄壁ブロックを形成するニューカッスルの牙城を崩せず、そのまま0-2で敗北。ホームスタジアムには大ブーイングが鳴り響いた。シュート数(17対11)も枠内シュート(6対2)も相手を上回ったが、開幕戦に続いてノーゴールに終わったのだ。

 スパーズの公式SNSにはファン・サポーターからの意見が殺到。やはり手厳しい声が大勢を占め、「ゴールが本当に遠く感じる」「なぜ中央から崩そうとしない。なにを怖がっているんだ!」「中盤の創造性はどこへ行った?」「デ・ゼルビの采配がまるで奏功しない」「新加入選手たちは時間がかかりそうだな」「またしても手ぬるい守備対応が失点を招いた」「4バックの不安定さが全体のバランスを壊しているよ」といった調子だ。一方で、開幕からまだ2試合を終えただけと、擁護するコメントも少なくない。こちらは「新チームだぞ。まだ騒ぐ時期じゃない」「開幕連敗スタートで4位だったシーズンもある」「マルムシュは十分期待が持てそうだ」「大丈夫だ。攻撃の形は見えてきたよ」とポジティブに捉える向きもある。

 現地土曜日のゲームを終えた時点で、暫定ながら最下位に転落してしまった名門トッテナム。超大型補強によってスカッドの充実ぶりはリーグ屈指の域に達したが、それだけで勝てるほど、やはりプレミアリーグは甘くない。次節はアウェーで、こちらも難敵のノッティンガム・フォレストとの一戦に臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部