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新型コロナワクチン関連の続報です。接種後に息子が死亡した両親は、国を提訴。体調不良が続く女性は、保育士試験の結果が出ました。5年経っても事態は収まっていません。

【写真を見る】「助けられなかった、親なのに…」 27歳息子が新型コロナワクチン接種翌日に死亡 「国は注意喚起しなかった」 両親の思い

ワクチン接種後に息子が死亡した母親)
「あの日は家族みんな休みで(家に)いたのに、誰も助けられなかった。何してたんだろうと思います、親なのに…」

愛知県在住の夫婦。5年前の2021年9月、当時27歳だった息子が2回目の新型コロナワクチン接種の翌日、亡くなりました。

息子の返事がなく部屋に入ると…

ワクチン接種後に息子が死亡した母親)
「『お兄ちゃんご飯 お兄ちゃんご飯』って2回呼びました。お兄ちゃん返事がないよ、パパ呼んできてっていうことで主人が呼びながら部屋に入ったら、もう様子が変わっていた」

ワクチン接種後に息子が死亡した父親)
「なんか固まってるし、え?って。そのときは何がなんだかわかんなくって…。『おまえの人生こんなもんでよかったのかって 戻ってこい』って強い思いで心臓マッサージしてたんですけど、戻ってこなかったですね」

持病もなく至って健康だった息子。昆虫採取が趣味で、接種前にも山へ出かけていたと言います。

「突然心臓に異常」 医師の診断・国の結論は?

ワクチン接種後に息子が死亡した父親)
Q.医師の診断は?
「突然心臓が異常を起こしたと。『前後で何かありましたか?』と聞かれて、前日にワクチンの2回目を打っていますと話をしたら、それ(ワクチン接種)に関わる可能性がありますねと」

直接の死因は、原因がわからない循環器疾患。心筋炎のような症状も見られ、医師は「ワクチンとの因果関係がある」と国に報告しましたが、結論は「評価不能」。因果関係は「わからない」というものでした。

その後、国の予防接種救済制度で死亡一時金は認められましたが、国の対応について釈然としない思いです。

ワクチン接種後に息子が死亡した父親)
「海外やそれまでのデータの積み重ねからいっても、若年男性の心臓への負担が(大きく)死に至ることがあるという事例も出ていますから、ワクチンとの関係性は、しっかりと認めるべきだと思う」

両親は国を提訴 「なぜ注意喚をしなかったのか」

2021年当時 6月~7月にかけて、欧米で心筋炎や心膜炎のリスクが報告され、日本政府も2021年7月7日、ワクチンの添付文書にリスクを明記するよう指示しています。

現在、厚労省はワクチン接種で心筋炎や心膜炎になる可能性について公表していますが、「頻度はごく稀で、ワクチン接種のメリットの方が大きい」としています。

両親はことし6月にファイザー社と国に対し、「当初 心筋炎などの副反応リスクについて添付文書に明記しなかった責任がある」などとして、損害賠償を求める裁判を起こしました。

ワクチン接種後に息子が死亡した父親)
「国は、息子のような若い男性に心臓の副反応リスクがあることをとっくに知っていたはずです。それにも関わらず、なぜその重大な注意喚起は息子の接種前まで現場や国民に届く形で行われなかったのでしょうか」

接種開始から5年。総接種回数は約4億3600万回に達し、重篤な健康被害の報告は約9300件、死亡報告は2300件余りとなっていますが、国は99%以上を「評価不能」と結論づけ、詳しい原因究明は進めていません。

ワクチン接種後 5年経った今も手足の自由がきかない女性

名古屋に住む曽我奈緒美さん。2021年ワクチン接種後、手足の自由がきかなくなる自己免疫疾患「ギラン・バレー症候群」を発症。5年経った今も、手足の感覚は戻っていませんが、ある目標に向かって懸命にリハビリをしていました。

(曽我奈緒美さん)
保育士資格を取りたい。子どもに関わる仕事がしたい」

ワクチン接種前から、保育士試験を受けていた曽我さん。筆記試験は既に合格していて、あとは実技試験だけでしたが、前回挑戦した3年半前は不合格でした。再度挑戦した6月。

(曽我奈緒美さん)
「指がまともに使えないので、前より練習量を増やさないといけない。それでもやってきたので、あとは結果を出すだけ」

課題である絵を描く練習を重ね、試験に臨みました。

保育士試験の結果は?

そしていよいよ、結果発表の日。Webサイトで試験結果を確認してみると…

(大石邦彦アンカーマン)
「合格じゃないですか、これ!」

(曽我奈緒美さん)
「合格?合格なんですか…?(合格点)ギリギリだったけど良かった。マークシートの丸を打つのも難しくて、名前を書く練習をしたり試験問題のページをめくるのも難しかったし、この体じゃなかったら(もっと早く)受かってたのに」

今の体の状態では、保育士として働くことは難しいと言いますが、支援を必要とする子どもたちに関わることに資格を生かしたいと考えています。

(曽我奈緒美さん)
Q.コロナワクチンを恨みますか?
「5年前に戻るとしたら、打たないのかも」

息子を亡くした両親 毎月亡くなった日と同じ食事を

ワクチン接種後に、27歳の息子を亡くした両親。5年がたった今も、毎月亡くなった日と同じメニューを供え続けています。

ワクチン接種後に息子が死亡した母親)
「何かそうしてないと、もう寂しくて悔しくて。あんなに元気でいた子が突然あんなふうになって…」

ワクチン接種後に息子が死亡した父親)
「このワクチンに本当に予防効果があったか、検証をちゃんとはっきりしてほしい。亡くなった人、後遺症で苦しんでいる人は、どうすればいいんですかと言いたい」

今も「重大な懸念はない」という立場をとる国。体調不良に苦しむ患者や家族を亡くした遺族の思いとは、相容れない状況が続いています。