スクバル、慣れ親しんだデトロイトで“凱旋登板” 初回は無失点スタート 古巣ファンも総立ちで大歓声、大型ビジョンに感謝の特別映像も
◆米大リーグ タイガース―ドジャース(28日、米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク)
昨季まで2年連続でサイ・ヤング賞に輝き、タイガースからドジャースに移籍したT・スクバル投手(29)が28日(日本時間29日)、古巣との一戦で先発し、初回マウンドに向かうと、両軍のファンが総立ちで拍手などで温かく出迎えた。初回は先頭トーレスに中越え二塁打を浴びたが、後続を抑えて無失点で切り抜けた。
慣れ親しんだコメリカパークでの凱旋(がいせん)登板。古巣とは移籍後初激突で、試合前にブルペンから一塁ベンチに戻る際には大歓声がわき起こり、大型ビジョンにはタイガース時代の特別映像が流れ、「Thank You, Tarik」と感謝のメッセージも添えられた。
特別な思いを持って上がる古巣との一戦のマウンド。今月3日(同4日)に、移籍後初めてのメディア対応した際には「タイガースでは8年間在籍したし、あの場所、あのチームは何があっても僕にとって特別な存在であり続ける。でも一方で、ここに来られたことにとてもワクワクしている」と心境を語っていた。
ロバーツ監督はこの日の試合前、古巣戦に挑むスクバルについて、「彼の親しい友人たちは、今もこのチームにいるし、ファンからも素晴らしい歓声を受けることになる。感情という面では、今回が恐らく一番難しいものになると思う」と指摘。その上で、「でも、彼は感情を切り分けて考えることができる。彼は少しだけ、より集中しようとしていると思う。そういう周囲の『雑音』に自分を乱されないようにしているだろうね」と期待を寄せた。
今年のトレード期限目前の今月2日(同3日)にタイガースからのトレード移籍が正式発表された左腕。移籍後初登板となった4日(同5日)の敵地・カブス戦は6回4安打2失点で黒星、10日(同11日)の本拠地・ロイヤルズ戦では5回4安打3失点で勝ち負けはつかず。16日(同17日)の本拠地・ブルワーズ戦は6回7安打2失点(自責1)で7敗目(7勝)を喫し、またも白星はお預けとなっていたが、前回22日(同23日)の本拠地・パイレーツ戦で7回3失点の快投で、移籍後初勝利となる待望の8勝目を挙げていた。
チームは前日までの敵地・ブレーブス3連戦で屈辱のスイープを喫していただけに、最強左腕の快投で連敗を止めたいところだ。
